【Arzalet05】23日ソウル大会開催、アルゼルト山田重孝代表─02─「7月はオールスター戦、内柴正人も」
【写真】マルキーニョス×ルジボエフの再戦など、福岡でREAL/Arazalet vs WEFオールスター戦が開催される (C)MMAPLANET
23日(土・現地時間)に韓国はソウルのCLUB OCTAGONで「ARZALET05」が開催される。
大会まで2週間を切り、山田重孝代表にソウル大会の見どころやキルギスWEFとの交流について尋ねると──7月にREAL福岡大会が予定されていることが分かった。
熊本復興応援大会は、キルギスのWEF勢を招聘しリアル/アルゼルトにとってオールスター戦になるというビッププランが山田代表から語られた。
<山田重孝代表インタビューPart.01はコチラから>
──REAL福岡大会!! また、なぜ福岡なのでしょうか。
「熊本の復興支援大会を開くことを決めました。本職の方で熊本を何度も訪れていて、目の当たりにするとまだまだ大変な状況が続いています。ただ、首都圏や他の地域の人の記憶からはすぐになくなってしまいますし。
私も仕事上の関係で、色々と熊本の人との繋がりができました。もっと元気になってほしいし、お返しがしたい。そういうことで本来は熊本で開くべきなのでしょうが、大会としてより注目を集めるためにも福岡で開くことにしたんです」
──開催日と会場も決定しているのですか。
「時期的には7月の初めを考えています。会場は福岡国際センターです」
──えっ、それは大箱ですね。
「席を少なく設定して、ケージでやります。本当はもう少しは早い時期を考えていたのですが、キルギスとの対抗戦を組むために時間を取ることにしたんです。
なんせ、彼らはパスポートを送ってくるのも2、3週間と時間が掛かるお国柄なのでビザを取る時間を多めに取り、7月にしたということですね」
──ついにキルギスWEF勢が日本にやってくるのですね。それは現地で、彼らの無骨な強さを見た人間として非常に楽しみです。
「WEFミドル級王者ヌルスルタン・ルジボエフとマルキーニョス・ソウザの再戦を行います」
──おっ、リベンジ戦ですか。
「11月のマルキーニョスのTKO負けについては、それ以前のレフェリーの不可解な判断が連続したことに抗議をし無効試合になりました。WEFのルスラン・キジルミシャフ代表が、来日してノーコンテストになったことも明らかにします」
──では対抗戦はどのような規模で行われるのでしょうか。
「7人か8人はキルギスの選手を呼ぶ予定です。ルジボエフはウズベキスタン人ですし、WEFの選手、ロシア、中央アジアから選手を呼ぶことになるでしょうね」
──それは楽しみです。せっかく関係ができたので、次の交流はいつになるのかと気になっていたので。「本来は23日のソウル大会にもサミルベック・シルガバエフ以外のキルギス勢の投入を考えていたのですが、以前にサッカーの試合で韓国に入ったキルギス人プレイヤーが逃亡したことがあったので、ビザを取るのが凄く難しいんです。なかなか入れなくなってしまって……。
さっきも言ったようにキルギスの人と何かをするのは、本当に時間が掛かります(笑)」
──いや、それにしてもWEFの選手が日本で見られるのは嬉しいです。バンタム級王者ディションバイ・バキトベック・ウウル、ウェルター級王者アルチンベック・ママシェフ、常にサブミッションを仕掛けるヌルカジ・バルタバエフ、ダケスタンのテイクダウンマシーン──フェザー級王者アブドゥル・ガジエフ、魅力的な選手が集まっていました。「そういう選手を呼べるように働きかけていますし、他のイベントでチャンピオンになっている選手も呼ぼうと思います。それと先日、WEFの大会を視察した際にめちゃくちゃ強いライト級の選手がいたので……名前は忘れちゃいましたが(笑)」
──アハハハ。シゲ流ですね。
「とにかく、すっごい強いです。まだキャリア2戦ほどなんですが、もう本当にヤバい選手です。そういう選手も呼ぶつもりです。あとはさっきも言ったように藤巻選手も出てもらいます。今、彼はスタイルチェンジのために練習に集中しているようなので、7月までに試合勘を無くしたくないというなら、他の大会で戦ってもらうことも話し合いの上で可能です。それと大石選手も出場確定ですし、フェザー級暫定王者ブルーノ・ホベルソのタイトルマッチを予定しています。そんな感じですかね……、あっ、そうだホベルソに負けてしまいましたが、韓国のダイヤの原石ケビン・パクも福岡大会に呼びます。
もちろん九州の選手にも出てほしいですし、これからコンタクトを取り始めようと思います。リアルで試合がしたい選手は連絡ほしいですね」
──いやぁ、これはもうリアルとアルゼルトをフォローしてきた人間にとっては本当に楽しみな大会になりそうです。
「それとですね……内柴正人が出ます」──えっ? どのような試合で出場に?
「そこは少し待ってください。ホベルト・サトシ・ソウザのRIZINも控えていて、まずはサトシを応援し、サトシの試合が終わってから内柴のことも正式発表していきます」
──内柴選手の出場ですか……。
「分かりますよ。まだ彼について色々と言われることもあります。だた熊本県出身ですし、そうすることが彼にとってもポジティブなことだと捉えています。どのような試合形式になるかは、まだ言えないですがケージに中に入るのは確かです。
とにかく7月の熊本の復興イベント、福岡大会はREALとアルゼルト、そしてWEFと揃ったオールスター戦にしたいと思っています」