【UFN131】珍フィニッシュ!! 攻勢握るブルックスが、スラムを自爆しトーレスのパウンドでTKO負け
<フライ級/5分3R>
ホゼ・トーレス(米国)
Def.2R2分55秒by TKO
ジャレッド・ブルックス(米国)
まず左ジャブを伸ばし、左フックから右を当てるブルックス。直後のダブルレッグはトーレスが切り、左ジャブを当てる。左フックをヒットしたブルックスが、左から右ストレート&スピニングバックフィストを見せ、直後に右ストレートを当ててから左スピニングバックフィストがトーレスを捉えダウンを奪う。
がぶって右ヒザを肩口に連続で入れるブルックスに対し、トーレスは立ち上がることができない。起き上がったところでヒザを頭部に一発受けて、ようやく離れたトーレスは右アッパーで前進も、ブルックスがショートのワンツー、続いて右ストレートからスピニングバックフィストを打ち込む。左フックをよけられたトーレスは右ロー、距離を詰めようとするがブルックスが左右に回り、左を当ててダブルレッグを決める。
背中を預けて立ち上がろうとしたトーレスに対し、RNCクラッチを組み、両足をフックしたブルックスがスタンドでバックマウントへ。ブルックスは左腕をねじ込ませて、フェイスロック気味に絞め、腕を入れ替えてRNCをセットしようとしたところで初回が終わった。
2R、開始早々にシングルレッグでバックを取ったブルックス。トーレスは胸を合わせて離れると、スピニングバックフィストをよけてバックから組み付く。ヒザ蹴りを腿に入れたトーレスが、バックスローでテイクダウンを狙う。ブルックスが立ち上がって胸を合わせると、シングルでケージに押しこんでスピニングバックフィストを放つ。
これも空振りとなったが、離れて今度は後ろ回し蹴りとブルックスが攻撃を散らして試合をリードする。それでもトーレスは真正面から前へ進み、ワンツー、ボディアッパーとコンビネーションでらしさを見せ始める。ここでブルックスはダブルレッグでトーレスケージに押しこみ、肩に担ぎ上げる。さらにジャンプをしながら後方へスラムを仕掛ける。
と──自ら頭部をキャンバスに打ち付けたブルックスの動きが止まってしまう。すかさずパウンドを連打したトーレスがTKO勝ちを決めた。
「忘れられない試合になった。初回を失っていたけど、最初から2Rで倒すと言っていた」と珍しい勝ち方をしたトーレスはスラムの自滅がなくても、自分の試合になっていたことをアピールした。