【SUPER RIZIN04】フライ級GP1回戦の組み合わせ決定。扇久保と戦うトーレス「この勝者が優勝する」
【写真】「ディスティニー方式」で行われたトーナメント抽選会(C)MMAPLANET
27日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される『超RIZIN04』にて、フライ級GP1回戦が実施される。そこで1日(火)、都内にて1回戦の対戦カードを決める抽選会が行われた。
Text by Shojiro Kameike
6月27日(金)にRIZINオフィシャルYouTubeチャンネルで配信された番組内にて、征矢貴とホセ・トレースのGP出場と、1回戦は5試合となり、5人の勝者から4人がファン投票で準決勝に進出する形式になることが決定していた。
今回の会見では榊原信育行CEOからフライ級GPのスケジュール=準決勝が9月28日の名古屋IGアリーナ、決勝戦が大晦日大会で行われること。さらにGPの優勝賞金が2000万円、準優勝者には500万円が贈られること。そして優勝者はGPのベルトとともに空位となっているRIZINフライ級のベルトも獲得することが改めて発表された。
会見には伊藤裕樹、山本アーセン、神龍誠、征矢貴、元谷友貴、そして扇久保博正の準備に登壇。渡米中のヒロヤと、エンカジムーロ・ズールー、ホセ・トーレス、アリベク・ガジャマトフはリモートで参加する。
トーナメントの枠組みを決める方法としては、①本抽選の順番を決める予備抽選から②トーナメント枠の番号が封筒を引く本抽選という形が取られることとなった。
ここでは予備抽選と本抽選の結果、対戦カード決定後の選手のコメント、そしてMMAPLANETからの質問に対する回答をお伝えしたい。
予備抽選
※年齢順に番号が入ったカプセルを引く
扇久保博正=10
エンカジムーロ・ズールー=3
元谷友貴=6
ホセ・トーレス=1
征矢貴=2
山本アーセン=4
伊藤裕樹=5
ヒロヤ=7
神龍誠=8
アリベク・ガジャマトフ=9
本抽選
※予備抽選で決定した順番で封筒を引き、封筒内に記載されている数字順に枠を選択する
①エンカジムーロ・ズールー:第3試合 青コーナー
②ホセ・トーレス:第2試合 赤コーナー
③伊藤裕樹:第3試合 赤コーナー ⇒ 伊藤×ズールーが決定
④扇久保博正:第2試合 青コーナー ⇒ トーレス×扇久保が決定
⑤神龍誠:第5試合 赤コーナー
⑥山本アーセン:第5試合 青コーナー ⇒ 神龍×アーセンが決定
⑦アリベク・ガジャマトフ:第4試合 赤コーナー
⑧ヒロヤ:第1試合 青コーナー
⑨元谷友貴:第1試合 赤コーナー ⇒ 元谷×ヒロヤが決定
⑩征矢貴:第4試合 青コーナー ⇒ ガジャマトフ×征矢が決定
元谷友貴
「1試合目に決まったので、盛り上げる試合をします。ヒロヤ選手は今、勢いがあって強いので、しっかりフィニッシュしたいと思います」
ヒロヤ
「元谷選手をリスペクトしています。本当に好きな選手ですけど、自分がチャンピオンになるための大事な一戦なので、ここはしっかりと乗り越えます」
ホセ・トーレス
「最高の実力者と戦うのは最後(決勝戦)だと思っていたけど、自分を選んできたからには、ここでベストの試合をしましょう」
扇久保博正
「このトーナメントで優勝した選手が、『UFCのチャンピオンにも勝てるんじゃないか』と言われるようなトーナメントにしたいので、必ず優勝します。そして、出場する選手にプレゼントを持ってきました」
ここで『おぎの塩』を配るも、神龍のみ受け取りを拒否した。
伊藤裕樹
「抽選メチャクチャ楽しいですね。久々にドキドキして試合を迎えられます。ズールー選手も大晦日に堀口選手を追い詰めたファイターなので、バッチリ塩分たっぷり――とは言わず糖分たっぷりの試合をします」
エンカジムーロ・ズールー
「興味深い抽選方法でワクワクしましたが、自分が(伊藤に)選ばれたことに対しては思うところがあります。ストライカー×ストライカーの試合なので、お客さんも満足できる試合になると思います」
アリベク・ガジャマトフ
「とても面白い対戦カードになったと思います。27日は見ごたえのある試合をしますので、ぜひ楽しんでください」
征矢貴
「日本人と戦いたいと思っていましたが、なんとなくガジャマトフ選手と戦うんじゃないかという気はしていました。無敗のダゲスタンファイターは望むところです。サムライ魂、気合いで僕が勝ちます。そして前回つまらない試合をしてしまったので、勝つ時は必ずKOで」
神龍誠
「アーセン選手、指名してくれてありがとうございます。でも、ちょっと舐められていると思います。僕を指名してくるということは、僕に勝てると考えているということなので。『そんなわけないよ』と、レベルの差をハッキリと見せます」
山本アーセン
「(神龍のほうを向いて)うるさいよ(笑)。僕は神龍君のことを、すげーリスペクトしているし、すげーテクニックも気持ちもある選手だと思っている。けど正直、抽選番号からコーナーの色から相手まで全部、自分が欲しかったものが手に入りました。良いスタートができたかなってテンションが上がっています。いろんな選手がいるけど、俺たちが噛み合って一番良い試合すると思うので」
――ホセ・トーレス選手、扇久保選手が自分を選んだ時の気持ちと、扇久保選手の印象を教えてください。
「正直言えば、この実力者同士の試合は決勝にとっておくべきだと、心から思っていました。この試合に勝ったものがGPで優勝するんじゃないかと思っています。自分としてはショートノーティスのオファーだったので、扇久保選手と対戦するのは避けたかったというのが正直な気持ちです。でも決まったものは仕方ない。最高レベルの試合を1回戦でお見せします」