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【ACB87】試合前の舌戦とは対照的な慎重な展開に終始し、ホワイトフォードがムサに2‐1で勝利

<フェザー級/5分3R>
ロバート・ホワイトフォード(英国)
Def.2-1
キーン・ムサ(英国)

右を見せてシングルに出たホワイトフォードがレッグリフトからケージにムサを押し込む。ボディロックからテイクダウンに成功したホワイトフォードは、ムサが立ち上がってもボディロックで再び倒す。ムサはすぐに立ち上がり、時間をかけて胸を合わせると、逆にホワイトフォードをケージに押しこむ。

ダブルレッグでトップを取ったムサに対し、ホワイトフォードもすぐに立ち上がる。試合前日までのトラッシュトークからは想像もできなかったクリンチ合戦は、残り45秒で両者が離れると、ムサが右ミドルを蹴っていく。左ハイも見せたムサだが、大きな展開はなく初回が終了となった。

2R、ホワイトフォードが左を伸ばし、ムサのヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウン。ケージに押しこんで左足を束ねたホワイトフォードが、右腕を殺してバックに回る。ホワイトフォードは両足をフックしてバックマウントを完成させる。ムサは手首を掴んで防御する。シートベルトポジションを続けるホワイトフォードは、四の字フックもキープしムサに胸を合わさせない。残り1分でムサは立ち上がり、前方にホワイトフォードを落とす。ハーフガードを取ったホワイトフォードは、効果的なパウンドをもらうことなくタイムアップを迎えた。

最終回、右ミドルを入れたムサだが、テイクダウンを警戒してか距離を詰めることはできない。前蹴りをボディに入れ、右ストレートを打っては離れるモウサ。ホワイトフォードもテイクダウンを仕掛けず、ローでバランスが崩れる場面も。出ないと勝てない状況で、ムサがようやく右ストレートを打ち込む。しかし、ホワイトフォードも直後にシングルで組んで、ケージにムサを押し込む。時間が過ぎ、残り1分を切りホワイトフォードのテイクダウン狙いが続く。最後の10秒で離れたムサが右をヒットさえたが、時すでに遅し。

すぐに試合終了となり、スプリットながらホワイトフォードが判定勝ちを手にした。

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