【ACB87】打撃&テイクダウン、そしてコントールのチュチュガエフが2Rでほぼ勝負決める
<ミドル級/5分3R>
イブラヒム・チュチュガエフ(ロシア)
Def. Unanimous
マイク・ローデス(米国)
序盤から激しいパンチの交換を見せた両者。チュチュガエフが左アッパーからローを入れ、右オーバーハンド&左フック。嫌がって組み付いたローデスの小手を決めて豪快に投げ切ったチュチュガエフは、ハーフのローデスにパウンドを落としつつ、しっかりと抑えていく。シングルに出ようとするローデスを押し倒し、続いてギロチンに捉えたチュチュガエフはがぶりに移行しワキ腹にヒザを入れる。
ケージ際でローデスの足を束ねて、ケージに押しこむチュチュガエフ。左を差して、完全なコントロールを許さないローデスだが、立ち上がることはできずラウンドは確実に失った。
2R、右ローから右フックを当てたチュチュガエフが、右オーバーハンド。ローデスは右フック、左ストレートを被弾し組みつくがケージに押しこまれる。チュチュガエフのヒザ蹴りをキャッチしたローデスはテイクダウンを取り切れず、ケージを背に耐えたチュチュガエフのヒザをボディに貰ってしまう。チュチュガエフの払い腰を踏ん張ったローデスは、続く小外掛けも凌ぐが、ケージに押しこまれる。バックを伺うチュチュガエフ、後方からハイキックを狙い、正面に回るとダブルレッグへ。ローデスはギロチンに捉え、チュチュガエフの頭を抱えたまま2R終了を迎えた。
最終回、チュチュガエフの左ジャブに、右を合わせたローデス。チュチュガエフは右オーバーハンドを繰り出すが、疲れたのか抑え気味の動きとなっている。パンチも荒くなったチュチュガエフは、それでもクリンチの攻防からダブルレッグでローデスをケージに押しこみ、時間をかけてテイクダウンに成功する。ハーフでしっかりと抑えられたローデスは、背中をマットにつけて厳しい局面に。クローズドを取り、下から細かいパンチやエルボーしか反撃の手立てがなかったローデスは、ガードを取ったまま試合終了を迎え判定負けとなった。