【Pancrase296】暫定バンタム級王座決定戦、調印式。シウバ「残念ながら上田は引退することになる」
【写真】上田とシウバは2016年7月に戦い、その時はシウバが判定勝ちを収めている。2年を経て、どのような結果になるのか。そしてパンクラス・バンタム級戦線の行方は? (C)PANCRASE
17日(木)、東京都新宿区のパンクラス事業本部で今週日曜=20日(日)に江東区の新木場スタジオコーストで開催されるPancrase296で、暫定バンタム級KOP王座を賭けて戦うハファエル・シウバと上田将勝の間で調印式が行われた。
まずシウバが「とにかく良い試合をしたいと思う。彼とは初めて戦うわけでなく、とても尊敬している。前回の試合後からネットで連絡を取り合ったりしていたけど、試合は試合。しっかり戦ってベルトを巻くために準備をしてきた。パンクラスでも5試合目、ファンの期待を裏切らない試合をしたうえで、ベルトをブラジルに持って帰りたい」と挨拶。
続いて上田が「ハファエル選手とは2度目の試合になりますが、今回は勝って。5月20日は僕がチャンピオンになります」と話したところで質疑応答へ移った。
──今日、顔を合わせた印象をお願いします。
シウバ 試合をしたのは2年前、その後フェイスブックで友達になった。素晴らしいMMAファイターで尊敬している。ただし、プロとして日曜日には試合をしないといけない。そのために練習してきたので、試合は試合で僕らの友情は続くはず。顔を合わせても、試合に向けて集中できている。
上田 ハファエル選手はベラトールのトーナメントでも優勝していて、とても強いファイターです。トップレベルの彼に自分の力がどれだけ通じるか試してみたいです。
──SNSでどのような連絡をしているのですか。
上田 そこまで深くはやっていないです。試合に勝ったときに、拳の絵文字を送っておめでとうって感じで。
──前回の対戦以降の上田選手の試合を見て、どのような印象を持っていますか。
シウバ レスリングが強化されたように思うので、その対策はしてきた。どんな展開になっても問題ないよ。
──前回はタフファイトでした。今回はどのような試合になると思っていますか。
シウバ 前の試合は確かに難しい試合で互角だった。今回はこれまでパンクラスで戦ってきたなかで、一番練習してきた。彼もそうだろう。だからファンが喜ぶ試合になるはずだよ。
上田 前回は後手に回って自分から攻めることがほとんどできなかったので、今回は自分から攻めて、削って勝負します。
──勝利を手にするために、キーポイントはどこになるでしょうか。
シウバ 自分のやってきたことを出し切って、主導権を握ること。
上田 勝ちたいという執念が一番大事だと思います。
──上田選手は負けたら引退と言っています。
シウバ だからといって緩い試合はしたくないので、残念ながら彼は引退しないとけなくなる。自分の力を出し切った結果、彼が引退するならしょうがない。悔いの残らない試合をしたい。
──今の言葉を聞いて、どう思われますか。
上田 積み重ねてきたものを出し切って、最後はハファエル選手に全部ぶつけて勝負したいです。
──4日前体重が、7キロオーバーというのが気になります。
シウバ ブラジルに発つときは5キロオーバーだったけど、日本に着くと増えていた。練習して、現時点で3.8キロオーバーだから計量までにしっかりと落とす。許容範囲で全く問題ない。
会見後、調印式が行われ両者はフェイスオフで向かい合った。
■ Pancrase296 対戦カード
<ストロー級暫定王座決定戦/5分5R>
上田将勝(日本)
ハファエル・シウバ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
田中半蔵(日本)
上迫博仁(日本)
<女子ストロー級/5分3R>
藤野恵実(日本)
シャロン・ジェイコブセン(米国)
<ライト級/5分3R>
トム・サントス(ブラジル)
冨樫健一郎(日本)
<ウェルター級/5分3R>
奈良貴明(日本)
村山暁洋(日本)
<バンタム級/3分3R>
藤井伸樹(日本)
ヒロ・ヤマニハ(ブラジル)
<ストロー級/3分3R>
井島裕彰(日本)
北方大地(日本)
<ウェルター級/3分3R>
高木健太(日本)
中村邦夫(日本)
<フライ級/3分3R>
上田将竜(日本)
倉岡幸平(日本)
<バンタム級/3分3R>
清水俊一(日本)
林太陽(日本)
<ライト級/3分3R>
網潤太郎(日本)
小林裕(日本)
<バンタム級ネオブラッドT準決勝/3分3R>
亀井晨佑(日本)
小島勝志(日本)
<バンタム級ネオブラッドT1回戦/3分3R>
小川隼也(日本)
平田純一(日本)
<ライト級/3分3R>
上田厚志(日本)
高橋弘(日本)
<ストロー級/3分3R>
三谷敏生(日本)
杉浦弘幸(日本)