【Pancrase297】ライカの相手は、ロシアのスリムビューティー=クセニヤ・グーセヴァ(23歳)に
【写真】パンクラスとの契約を見せるグーセヴァ。スリムビューティなストライカーか(C)PANCRASE
2日(水)、7月1日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase297への出場が決まっていたライカの対戦相手が、ロシアのクセニヤ・グーセヴァになったことが発表された。
2016年11月以来、MMAで6連勝中のライカは、通算戦線でも8勝4敗としている。対するグーセヴァは2016年12月にMMAデビューしたばかりの23歳で、戦績は3勝1分、3勝ともTKO勝ちという選手だ。
サウスポーのグーセヴァは、中間距離で左ミドルを織り交ぜつつ右から左を伸ばすストライカーで、殴られても殴り勝つという風貌とは不釣り合いのパンチャーだ。映像で見る限り、対戦相手の組みのレベルは判断しづらいが、テイクダウンディフェンスも身につけており、首相撲からヒザ蹴りも持っている。
左ミドルでTKO勝ち、マウントパンチでTKO勝ちが2つあるグーセヴァは、マウントまでのプロセスも首投げでテイクダウンを奪った試合だけでなく、バックを取られ前方に落としてからポジション奪取というスクランブル系の動きも見せている。スタイルとしては、キックボクシングベースのウェルランダーといったところか。
ただし、前出したように殴り勝つスタイルで、打撃戦でガードは低く、実際にダウンも喫している。立ち技、寝技の両面で気の強そうなグーセヴァだが、ライカとしては左ミドルや前蹴りを捌くことができれば、本来得意だった距離で存分にボクシングの強さを見せることができそうだ。最近では自ら組み技へ持ち込むこともあるライカだが、グーセヴァは組み耐久力はありそう。ライカとしては、中間距離&外という風神ボクシングを全面に押し出せる相手ではないだろうか。