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【Shooto/180325】世界フェザー級王者・斎藤裕、試合残り時間2秒でザンボアンガをパウンドアウト

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
Def.3R4分58秒by KO
ドレックス・ザンボアンガ(フィリピン)

ザンボアンガがジャブと射程距離の長い蹴りで距離を取る。斎藤が前に出ると、そこにバックキックを突き刺す。さらにサイドキック気味の前蹴りを見せるザンボアンガだが、ここは斎藤が上手く蹴り足を流してダブルレッグに入ってテイクダウンを奪う。

ハーフガードで抑え込む斎藤。ザンボアンガがフルガードに戻し、身体を蹴って立ち上がると斎藤はすぐに組み付いて再びテイクダウン。インサイドガードからパンチとヒジを落とす。ザンボアンガが背中を見せて立ち上がると、斎藤はバックを伺いながら三度目のテイクダウン。ハーフガードでトップキープしたまま1Rを終えた。

2R、蹴りで距離を詰めようとするザンボアンガだが、斎藤が右ストレートを合わせる。バランスを崩したザンボアンガがダブルレッグに入ると、斎藤はしっかり頭をつぶしてがぶり、ザンボアンガの立ち際にボディにヒザ蹴りを突き刺す。このまま四つ組みになり、テイクダウンを仕掛けた斎藤だが、逆にバランスが悪くなってしまい、ザンボアンガにケージに押し込まれる。

テイクダウンを奪われかけた斎藤だが、ケージに身体を預けて立ち上がると、逆にザンボアンガを四つ組みから足をかけてテイクダウン。一度は立ち上がられるも、すぐにザンボアンガを寝かせてハーフガードからパンチを落とす。残り1分は斎藤が一方的に殴り続ける展開となった。

3Rも斎藤が先にテイクダウンを奪って主導権を握る。ザンボアンガにケージを使わせないように、ケージから引き出すように寝かせる。斎藤はインサイドガードポジションに収まると、ザンボアンガの三角絞めを外して鉄槌。ザンボアンガが身体を起こしてタックルに来ても、それを切って逆にダブルレッグでケージに押し込んでテイクダウンする。

ラウンド序盤の攻防と同じように、斎藤はザンボアンガの三角絞めを外してパンチを落とし、足を一本またいでパウンドで攻め込む。このまま試合終了かと思われたが、斎藤のパウンドを浴び続けるザンボアンガを見て、レフェリーが試合をストップ。斎藤が試合時間残り2秒でのKO勝利を収めた。

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