【UFC222】ジョン・ドッドソンが、左を当てていた序盤の貯金がきいてムニョスに辛勝
<バンタム級/5分3R>
ジョン・ドッドソン(米国)
Def.2-1:29-28.29-28,28-29
ペドロ・ムニョス(ブラジル)
素早い左フックを放ち、ボディフックを当てたドッドソン、ムニョスの放った右の蹴りをキャッチして2度、3度とテイクダウンを狙う。ムニョスは飛びこみざまにヒザを入れ、ドッドソンはボディフックを返す。右の蹴りをキャッチされそうになる展開が続いてなお、キックを続けるムニョスは、残り90秒でついに尻餅をつかされる。
ここはすぐに立ち上がったムニョスは、ローや前蹴りを多用する。ドッドソンもテンカオを繰り出すなど、スピーディーな動きに展開した。
2R、右ジャブを見せて左ロー、そして左フックを打ち込んだドッドソンが、右斜め前へのステップから左を当てていく。ムニョスは右ミドルをキャッチされ続ける。それでもヒザを入れ、ワンツーを放ったムニョスに対し、ドッドソンが左を打ち、左ボディをえぐっていく。またも左ヒザを決めるドッドソンに対し、ムニョスは思ったように攻められない。右ジャブも当たるようになったドッドソンがジャンプしてパンチを狙った際、ムニョスが前蹴りを放つと、これがモロに急所に入る。再開後、直ちにタイムアップとなった。
最終回、ペドロが右をヒットさせる。ジョンソンの左に右を合わせるように前に出たムニョスの右ローが急所付近をかすめ、キャッチに出たジョンソンに連打を与えるが、試合が一時中断する。再開後、右下段を入れたムニョスが、ドッドソンのサークリングに合わせて移動を続ける。3Rに入り距離が合わなくなったドッドンソンに対し、ムニョスが飛びヒザを蹴り込む。これをキャッチしそこなったドッドソンは残り1分でテイクダウンを許してしまう。
抱えあげてバックをとりにいったムニョスがバックコントロールから臀部にヒザを蹴っていく。残り10秒を切り、バックから離れ足を止めての打ち合いに出たムニョス。終盤は優勢だったムニョスだが、スプリットに割れた試合で競り負けた。