【ACB81】殴られ、引き込むジュカォン。サイドフに判定負け
<ウェルター級/5分3R>
アスラムベク・サイドフ(ポーランド)
Def.5-0
ホアン・ジュカォン・カルネイロ(ブラジル)
サウスポーのサイドフに対し、ジュカォンが右ローをまず蹴っていく。ジリジリと前に出るジュカォン、左を伸ばしたサイドフが左ローを見せる。サイドフは飛び込むような右フックを繰り出すが、ジュカォンが下がって距離を取る。左を入れたサイドフが右フックを振るって前へ。ジュカォンも右を返すが、左ストレートを被弾する。
左ジャブから右を見せたジュカォンはスイッチを織り交ぜ、組んでいくが逆にケージに押し込まれる。サイドフが離れ左ミドル、ジュカォンは右ローをキャッチされ右ストレートを受けて後方に倒れる。クローズドガードを取ったジュカォンはハイガード気味に足を組み、頭を引き寄せて鉄槌を入れたが初回を落とした。
2R、左ローを蹴ったジュカォン。サイドフは左に回りながら、右を振って前に出てくる。右オーバーハンドを空振りしたジュカォンは、下がったところで右と左のフックを被弾して動きが止まる。組みつきつつ引き込んだジュカォンが腰を切ると、サイドフが立ち上がる。
直後にスタンドに戻ったジュカォンは、パンチを受けそうになると引き込みへ。クローズドを続けるジュカォンに対し、サイドフも思い切ったパウンドは落とせていない。残り40秒でブレイクが掛かると、サイドフが距離を詰めてフックを放つ。ジュカォンは首相撲からダブルを狙うも簡単に切られテイクダウンを奪えないまま試合は最終回へ。
最終回、サイドフが圧力を掛けワンツーで前へ。組み付いたジュカォンがケージにサイドフを押し込む。またも下になったジュカォンだが、ブレイクで試合はスタンドへ戻る。ジュカォンはついに組んでバックに回ると、後方に倒れてダブルレッグを狙う
ここでバランスをキープしたサイドフに対し、ジュカォンは下になってまたもクローズドガードへ。ブレイク後も勢いがある時だけでなく、守勢に入るときも自分の距離をキープしたサイドフがジュカォンを判定で下した。