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【ACB81】長身の英国人ファイター=バーネットが、フチンの前進を止めてヒザで下す

<ライトヘビー級/5分3R>
ルーク・バーネット(英国)
Def.2R3分27秒by TKO

マキシム・フチン(ロシア)

ワンツーで距離を詰めたフチンは、果敢に長身のバーネットの懐に飛び込んでいく。左ジャブで突き放しにかかるバーネットは、テンカオを2つ合わせる。それでも右を入れていくフチンは組まれると、投げを狙う。耐えたバーネットは右アッパー、左ジャブをダブルで繰り出すがフチンの前進を止めることができない。

それでも左ローを蹴り、オーソに構えて左ジャブ、そしてテンカオを見せたバーネットは、内側を取る首相撲で接近戦ではパンチを被弾しない。フチンは間合いを取り直し、ステップインを繰り返す。右に回るバーネットのスピニングバックフィストは空振りに。それでもワンツーを見せ、打撃戦に付き合う中でバーネットは首相撲を狙う。長いリーチの中に入って来られても、首相撲や崩しという対処方法を持つバーネットであるが、前に出る動きが多く印象点でフチンのラウンドとなったか。

2R、バーネットが左を伸ばし、シングルレッグでフェイント。続く後ろ回し蹴りに組んでいったフチンは、首相撲を警戒して離れる。バーネットもこの回は前に出て、やや近めの距離から組んでヒザを狙う。踏み込みが甘くなってきたフチンに右から左を入れたバーネットがヒザ蹴りを入れる。

懐に入れなくなったフチンが首相撲からヒザをボディに受け、動きが落ちる。頭を振って前に出てくるフチンの離れ際にパンチを入れたバーネットは、スーパーマンパンチで距離を詰める。明らかに流れが代わり、フチンは手数が減りパンチを被弾するシーンが増える。何より止まる場面が目立つようになったフチンに対し、バーネットはボディからヒザ蹴り、下がってケージに詰まったフチンのボディにワンツー、ヒザを顔面からボディに突き上げる。完全に動きが止まったフチンを見てレフェリーが試合を止めた。

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