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【ACB79】アドラン・バタエフがマイケ・リニャレスと露伯対決。キム・ジェヨンも参戦!!

Adlan Bataev【写真】いくらでも出て来るロシア勢、バタエフとリニャレスの試合でまた世界を震撼させるのか(C)ACB

27日(土・現地時間)、ロシア連邦チェチェン共和国グロズヌイのスポルトホル・コリジーでACB79「Grozny」が開催される。中島太一、水垣偉弥に続き、田中路教が契約したことでさらに注目度が深まるACBはロシア人ファイターだけでなく、国際色豊かなイベントだ。


特に昨年10月にリオデジャネイロ大会を行い、3月10日に再進出が決まっているブラジルからは活きの良いファイターが常連となっている。今回、フェザー級で王座挑戦経験のあるアドラン・バタエフ(現在ランキング3位)と対戦するのはRIZINに来日経験もあるマイケ・リニャレスだ。

Maike Lnharesジャングルファイト・バンタム級王者として日本にやってきたリニャレスだが、キム・スーチョルに敗れ、その後は虎の子王座も手放した。これを機にフェザー級に転向すると初戦でザ・ウォリアーズ・コンバットの暫定フェザー級王者となり、続いてサムライス・ド・コラードでフェザー級チャンピオンに輝いている。ACBは先に記したリオ大会で初戦を行い、今回が2試合目のリニャレス──フェザー級転向後は4連勝と再び上昇気流に乗っている。

対するバタエフはこの試合がキャリア10戦目で、戦績は8勝1敗。唯一の敗北はACBフェザー級王者マラット・バラエフにスプリット判定負けを喫した1試合のみ。リニャレスも出場していたリオ大会でブラジリアンのアジウソン・ラモスを106秒でKOして以来、これが3カ月ぶりの実戦となる。

バタエフは見るからに柔軟な肩回りをしており、大外から拳を内側に捻るフック、さらにストレートが予想以上に伸びる。テイクダウンディフェンスにも長け、自らはボディロックテイクダウンに強い。寝技では普通に関節技を仕掛けているものの、何が一番嫌な攻撃が強いて挙げるなら、それはボディコントロールをしながら入れるパウンドだろう。

この手のパウンドはコツコツという表現が相応しいケースが多いが、バタエフに限ってはゴツンゴツンという擬容語がピタリと当てはまる。あの重いパンチをグラウンドで被弾し続けると、相当なダメージが残るに違ない。リニャレスとすれば、下になっても頭をバタエフに密着させて少しでもスペースを与えないことは重要になって来る。

基本、アグレッシブなロシアンファイターはこのような展開になると、強引な手段に出ても試合を動かそうとするケースが多い。バタエフも関節技などを仕掛けることが予想され、サブミッション防御に優れたリニャレスは、この機会にポジションを取り返すが、スクランブルに持ち込んでフロント系チョークなど得意な展開に持ち込みたい。

Vakhitovロシア×ブラジルが5試合、トルクメニスタン×ブラジルが1試合組まれた今大会にはACB79に引き続き韓国=TOP FCからミドル級王者キム・ジェヨンが参戦し、戦績7勝0敗で5KO1サブミッションのバイサングル・バヒトフと戦う。やや無軌道なパンチを振り回し、ここまで勝ち上がってきたKOファイターに対し、ラッシング能力には定評のあるキム・ジェヨンがどのようなファイトを展開できるのか。

(C)TOP FC

(C)TOP FC

判定負けを喫したといえ、かつてメルヴィン・マヌーフに一歩も引かないブルファイトを展開したキム・ジェヨン。

2013年12月から4年間で9連勝中のアジアの猪突猛進ファイトがロシアン・レベルに通じるのか。韓国勢が世界を舞台に戦う時に国内で見せるバチバチの殴り合い路線のまま勝利できるのか否か──K-MMA全体を見極めることができる一戦でもある。

■ ACB79対戦カード

<ウェルター級/5分3R>
アルビ・アグエフ(ロシア)
マルセロ・アルファイア(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
アドラン・バタエフ(ロシア)
マイケ・リニャレス(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ドブレジャン・ヤギュシュムラドフ(トルクメニスタン)
ルイス・フェルナンド・ミランダ(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
ラスル・ショフロフ(ロシア)
エフライン・エスクデロ(米国)

<ミドル級/5分3R>
バイサングル・バヒトフ(ロシア)
キム・ジェヨン(韓国)

<フライ級/5分3R>
マゴメド・ジナゾフ(ロシア)
ブルーノ・ヴィアナ(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
クセイン・クシャゴフ(ロシア)
ミカウ・ヴィンセク(ポーランド)

<フェザー級/5分3R>
アブドゥルラフマン・テミロフ(ロシア)
アンドレ・ボルジェス(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
シャミル・シャクブラトフ(ロシア)
ザビエ・アラオウイ(カナダ)

<フライ級/5分3R>
クルバン・ガジエフ(ロシア)
ジャナニウソン・ケヴィン(ブラジル)

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