【ONE62】熱気ムンムンの記者会見。青木「殺す覚悟、殺される覚悟ができた」
【写真】200人以上のプレスが駆けつけ、フェイスオフは「カメラマンは少しでも前に」というカオスを巻き起こす進行で、とんでもない事態に (C) MMAPLANET
22日(水・現地時間)24日(金・同)にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE62「Immortal Pursuit」の記者会見がマリナベイ・サンズのシンポール・ジュニア・ボールルームで行われ、200席ほどの座席に座り切れないメディアが集まった。
出場全選手が出席し前2列に座り、メインカード出場の6選手がステージの上で質疑応答を行った会見は、チャトリ・シットヨートンCEOの「アジアに拠点を置く、グローバルスポーツはなかった。40億の人口があり、5千年の歴史を持つマーシャルアーツこそ、アジアを代表するビッグスポーツだ。そして、このヒーローたちがONEの財産なんだ」という言葉でスタートした。
メインで世界ウェルター級王座防衛戦&引退試合を青木真也相手に行うベン・アスクレンは「ようやくシンガポールで戦うことができる。ONEの本拠地でずっと戦いたかった」と挨拶を行う。一方の青木は「正直、試合が怖いです。凄く試合をすることが怖いです。でも、殺す覚悟、殺される覚悟ができました」とコメントを残す。
対してアスクレンは「シンヤの覚悟に感謝している。ただ、試合に関しては過去17試合がそうであったように、最後まで一方的になる」と言葉を返し、質疑応答へ。
アスクレンが「引退試合じゃない、一つの試合だ。そして試合のためにキャンプを張るなんていう馬鹿なことを言うヤツらがいるけど、俺は1999年から18年間ずっと練習をしてきた。人生を賭けてずっとトレーニングしてきたんだ。今後? とにかく少し休む。クリスマスを家族と過ごせるなんて、これまでなかった」と話し、青木の「この試合移行のことは考えられません。とにかく生きて帰りたい」という言葉に笑顔を見せた。
そして青木は「柔術&柔道×レスリング、どういう試合をしたい?」という問いかけに「これは青木真也×レスリングの試合になる」と断言。さらに賭けられたベルトの意味について問われると、アスクレンは「チャンピオンベルトは自分が何をやってきたかの証明だけど、試合は試合だ」と言い、青木も「試合が終わってベルトを手にできれば、それはそれで良いですが、この試合はベン・アスクレンという偉大な選手を相手に、自分が生き残れるかどうかという闘い」と話し、会見は終了した。
■ONE62 対戦カード
<ONE世界ウェルター級(※83.9キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]ベン・アスクレン(米国)
[挑戦者]青木真也(日本)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アミール・カーン(シンガポール)
エイドリアン・パン(豪州)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
キム・デフォン(韓国)
<女子ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
メイ・ウウイ(シンガポール)
ブイー・スレイチャイ(カンボジア)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
リー・カイウェン(中国)
アマド・ムスタバ(パキスタン)
<女子ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ティファニー・テオ(シンガポール)
プジャ・トマール(インド)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
VV.mei(日本)
ジナ・イニオン(フィリピン)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
アルナウド・ルポン(フランス)
リチャード・コーミナル(フィリピン)
<68キロ契約/5分3R>
ヤン・フェイ(中国)
モハメド・アイマン(マレーシア)
<ストロー級(※56・7キロ)/5分3R>
ミャオ・リータオ(中国)
シム・ブンスルン(カンボジア)