【Shooto】WSOF-GCフライ級王者×PXCフライ級王者対決=中村優作×ライリー・ドゥトロ、実現!!
【写真】長いリーチ、組みも強いドゥトロに対し、ユーチャクは如何に踏み込むことができるか。必見の国際戦だ (C)MMAPLANET
24日(木)、10月15日(日)に浦安市の舞浜アンフィシアターで開催されるプロ修斗公式戦において、中村優作がライリー・ドゥトロと対戦することが発表された。
プロ修斗世界フライ級選手権試合=チャンピオン扇久保博正×オニボウズ、世界ストロー級王座決定戦=澤田龍人×猿田洋祐、世界バンタム級王座決定戦=佐藤将光×石橋佳大という世界戦3試合に加え、ライト級世界王者の松本光史というエドモンド金子、ライト級環太平洋王者の川名雄生が、ついに実現させた小谷直之戦、さらに復活を賭す覇彌斗と清水清隆のフライ級戦。さらに岡田遼×祖根寿麻、岡野裕城×鈴木槙吾と弾を込めまくっている同大会で、修斗初参戦を果たすWSOF-GCフライ級王者の中村は、PXCフライ級王者と国際戦というビッグファイトを戦うこととなった。
ドゥトロは昨年7月の渡辺健太郎戦に続き、11月には元UFCファイターのダレン・ウエノヤマを初回KOしPXCフライ級のベルトを巻いている。ウエノヤマとの王座決定戦は体重オーバーの相手に、ドゥトロが勝利した時のみチャンピオンに認定されるという変則的なタイトル戦だったが、寝業師の組み技を組み伏せてパ勝利している。
フライ級としては長身の部類に入る173センチのドゥトロは、ローや前蹴りを駆使して左ジャブで動きを止め、右ストレート&カウンターの右フックでKOする力を持っている。それが渡辺戦で見せたドゥトロの一面で、ウエノヤマ戦ではスクランブルで強さを発揮した結果、ウエノヤマがバックを譲るのを嫌がりにヒールを仕掛けても極め切ることができなかった。
そんなスクランブル戦の前に打撃があり、クリンチから小外掛けなどテイクダウンも強い。さらにいえば寝技もハワイ特有のスクランブル&柔術を融合させた、動き続けるグラップリングを信条としており、トランジッションの合間にリーチを生かしたパウンドを落としてくる。非常に厄介な相手といえるだろう。
そのドゥトロと中村のこの試合に対する意気込みが、プレスリリースに明記されていたので、ここで紹介したい。
ライリー・ドゥトロ
「格闘技を続けていればいつか日本でファイトすることになるだろうと信じていました。日本のMMAファンに自分の実力を見せられる機会が出来てとても興奮しているよ。ユウサク・ナカムラというファイターとお互いの持っている技術とフィジカルの全てをぶつけて戦える事を楽しみにしている。彼には今まで感じたことのない激しいスタイルを味わうことになるだろうから、きっと楽しんでいる時間なんてないだろうけどな」
中村優作
「修斗ファン、格闘技ファンの皆さん、こんにちは。チーム・アルファメールジャパン中村優作です。この度、修斗初参戦にもかかわらずめちゃめちゃ強い相手を用意していただきありがとうございます。海外団体のチャンピオン同志の対決、めちゃめちゃレベルの高い試合になると思うので、ぜひ会場で生で観に来てほしいです。サクッとKOしてやります。よろしく!」
この試合、中村が言うようにKOするには組み負けない、スクランブルに持ち込まれても構わない気持ちで打撃戦に臨む必要がある。組まれるのを警戒するのは構わないが、嫌がる、あるいは怖がるようなことがあれば、打撃でも中村は厳しい戦いを強いられるだろう。数センチ、数ミリの前進がユーチャクには必要となる。