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【UC214】ボクシングマッチから、ギロチン一閃。オルテガがモイカノ下し無敗守る

<フェザー級/5分3R>
ブライアン・オルテガ(米国)
Def.3R2分59秒by ギロチンチョーク
ヘナト・モイカノ(ブラジル)

左ジャブを突き刺すオルテガ。ヒザに触れるフェイントから左を伸ばすオルテガに対し、モイカノが素早いショートを連打する。右を当てたオルテガにモイカノも左から右を返していく。オルテガは右オーバーハンド気味のパンチ、オルテガも下がらずパンチを打ち返すもアイポークで試合は一時中断する。再開後、リードアッパーを狙うオルテガは右ローをキャッチされケージ際に押し返される。

頭を振ってモイカノのパンチをかわすオルテガは、ガードも高くして接近戦でモイカノとボクシングマッチを繰り広げ、最後にワンツーで前に出て跳びヒザを見せた。

2R序盤から激しくパンチを交換する両者、モイカノが右ハイを狙う。左ジャブから右を伸ばすモイカノの方が手数は多いか。踏み込んで右を放つモイカノに対し、オルテガは後ろ回し蹴り。モイカノはショートの連打から左ミドルを蹴りこむ。アイポークをアピールするモイカノだがレフェリーが流し、打撃戦が続くとパンチを被弾したオルテガが右エルボーを狙う。

オルテガはスピニングバックフィストなどリズムを変える攻撃を仕掛け、モイカノは変わらずショートを連打する。オルテガは左フックをヒット、間合いを取り直したモイカノは右を被弾して動きが一瞬止まる。足を使うモイカノに右アッパーを入れたオルテガは、左右のボディフックを打ち込んでいく。腹のあとは顔面、さらに左ボディフックを決めたオルテガはコンビネーションを決める。最後にモイカノがダブルレッグを仕掛けると、オルテガはあっさりと倒されラウンド終了を迎えた。

最終回、パンチの攻防からダブルレッグを見せたオルテガ。すぐに離れて右フック、右ボディックを入れる。間合いを取り直し、顔面にパンチを放つオルテガに対し、モイカノも左を打ち返す。接近戦でボディ&フックのオルテガ、放れるとモイカノが左ジャブ。オルテガもジャブから右ストレート、寝技の展開がないまま試合は残り2分30秒に。

パンチを当てられ間合いを外そうとするモイカノを追いかけるオルテガは、ダブルレッグを合わされ、ボディロックでテイクダウンを奪わる。その刹那、ギロチンでタップを奪ったオルテガが一本勝ちを手にした。

「ハードファイトだったけど、彼はポイントファイターでラウンド終了時にテイクダウンを狙ってくるのは分かっていた。だから2カ月間、ギロチン、アナコンダ、ダースを繰り返し練習してきたんだ。トップ10の無敗同士の対戦で、僕が生き残った。この試合は勝者が全てを手にする勝負だった。生意気を言うわけじゃないけど、グランドマスター・エリオ・グレイシーの教え――勝負に負けてもそこから何かを学ぶことができるという言葉を胸に戦ったんだ」と12勝目を振り返った。


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