【UFC300】ターナーはダウンを奪うもKOと勘違いか追撃なし。モイカノが逆転のパウンドアウト
<ライト級/5分3R>
ヘナト・モイカノ(ブラジル)
Def.2R4分11秒 by TKO
ジェイリン・ターナー(米国)
サウスポーのターナーに対し、モイカノが右ミドルを打ち込む。しかしターナーの右ミドルを受けて下がる。ケージ際で組んだモイカノがボディロックでテイクダウンを狙うも倒せず。ターナーがケージ中央まで押し戻すが、モイカノが再チャレンジでボディロックからグラウンドに持ち込んだ。ターナーはハーフガードで耐える。鉄槌とヒジで削るモイカノに対し、会場からは少しブーイングが効かれる。ターナーも潜っていくが返すことはできず。ガードに戻そうにもモイカノの抑え込みが強い。モイカノが体を起こしてパウンドを連打すると、ターナーがケージ際まで下がった。
ブーイングが大きくなるなか、ターナーがケージに背中を着けて立ち上がると会場からは大声援が送られた。スタンドに戻ると距離を取って左ミドル、左前蹴りを見せるターナーだが、モイカノの右ボディストレートを受けてしまう。モイカノが左ジャブを突くと、右フックを被せたターナーが返しの左ストレートを伸ばした。この一撃でモイカノはダウンし、ターナーは背中を見せて両手を広げる。ターナーはKOしたと確信したのか――しかしモイカノは立ち上がり、ラウンド終了まで凌いだ。
2R、開始早々からモイカノが距離を詰める。ターナーはモイカノのシングルレッグをカットする。モイカノのパンチの打ち終わりを狙うターナーの左が顔面をかすめた。モイカノも右インロー、右ストレートで攻め込み、ダブルレッグでターナーに背中を着かせる。すぐにマウントを奪ったモイカノがパウンドを落としていく。下から暴れるターナーを肩固めの形で一度抑え込んだモイカノは、再びパウンドを打ち込むが会場からはまたもブーイングが……。
完全アウェイの中、またもケージまで下がるターナーを立ち上がらせず削り続ける。ターナーはケージキックで中央に頭を向け、ハーフに戻した。脇差しでパスしたモイカノが、マウントからパウンドを連打。ターナーの動きが止まるとレフェリーが試合をストップして、モイカノは会場の大声援を受けた。