【UFN111】右目が見えないディ、カサレスに試合続行できずTKO負け
<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
Def.2R終了時 by TKO
ロランド・ディ(フィリピン)
まず軽く右ハイを放ったディ。カサレスも左ミドルを軽く返す。カサレスの左の蹴りにフックを合わせようとするディが、左を入れる。続くシングルを簡単に切って、左を当てたカサレスはローを蹴り込み、目を気にするディに左ミドルを入れる。左ボディをヒットさせたカサレスは左ハイ、さらにワンツーでディの腰が落ちる。
左の蹴りに左ストレートを打ち込み、ダウンを奪ったカサレスはディのシングルにギロチン、さらにバックに回った両足をフックする。パンチを落としRNCを仕掛けるカサレスはスクランブルで前方に落とされそうになったが持ちこたえ、距離を取り直す。
左の蹴りから首相撲、バックに回ったディだがカサレスは胸を合わせ、尻餅をついてもすぐに立ち上がり、がぶりからバック奪取と余裕の試合展開で初回を圧倒した。
2R、ディは右ミドル、直後にレフェリーがブレイクを命じる。ディがラウンド開始前にダブルビジョンをアピールしていたが、ここでは試合は続行される。再開後、カサレスの正確なパンチに対し、思い切りフックを振り回すディだったが、ハイキックをキャッチしてテイクダウン、バックへ。カサレスは立ち上がって胸を合わせ離れる。
右目を気にし続けるディに対し、カサレスは余裕の試合かと思いきや──ディも蹴りや勢いのあるフックを入れていく。左フックを入れたディは、左ハイに左フックを合わせるなど粘りを見せた。
インタバール中にドクターが、指を振って「いつ止まったか、止まったらストップと言え」という指示に的確なタイミングで返答できなかったディはTKO負けを宣言された。