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【UFN196】反則のヒザ蹴りで流れが変った? チェ・スンウ、カサレスのRNCで一本負け。4連勝ならず

<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
Def.2R3 分31秒by RNC
チェ・スンウ(韓国)

サウスポーのカサレスがハイをかわして、左ハイを蹴っていく。チェ・スンウはその蹴りをブロック、そして捌くが左ミドルを蹴られる。左ショートフック、右ハイを見せたチェ・スンウは、右ハイから右ストレートを被弾する。右クロスを打ち返し、前に出たチェ・スンウが笑顔を浮かべる。さらに右を当てたチェ・スンウは左ミドルにワンツーを打つ込みダウンを奪う。

パウンドの追撃を受けながら起き上ったカサレス。チェ・スンウはここでヒザをマットについている状態でヒザ蹴りを顔面に蹴り込んでしまう。カサレスは腰から崩れたが、すぐに立ち上がりブレイク中も戦意を保ちづづける。チェ・スンウは1点減点、全く不必要な反則攻撃だ。

再開後、カサレスは左ミドルハイを蹴り、右ロー。そこにチェ・スンウは右を合わせ、右の蹴りを続ける。カサレスが左ミドルを入れ、チェ・スンウはボディフックにヒザを突き上げる。カサレスは左オーバーハンドから組んでダーティボクシング、離れ際のチェ・スンウの蹴りをかわす。チェ・スンウは踏み込んで右をヒットさせると、右ミドルハイを近距離で蹴る。ローにワンツーを当てたチェ・スンウ、カサレスが再び腰が落ちる。ここで時間となり、本来は10-9でチェ・スンウのラウンドだったが反則の減点で9-9となった。

2R、左を当て右ミドルハイから前に出るチェ・スンウ。カサレスも左を打ち返し、続く左ハイでスリップもすぐに立ち上がる。カサレスがケージに押し込むが、離れたチェ・スンウは続くクリンチにもヒザを入れ、ケージを背負って倒れない。押し返しハイを見せながら離れたチェ・スンウの右ハイをカサレスがスウェイでかわす。右を振って距離を詰めつつ右ハイを繰り出したチェ・スンウは、右ジャブを被弾。右ミドルを蹴り、パンチにつないだチェ・スンウ。ここでダックダウンから組んでバックに回ったカサレスはスタンドで両足をフックする。

RNCをセットされ両ヒザをつかされたチェ・スンウが力なくタップし、オクタゴン4連勝を逃した。

「グラウンドでのヒザ蹴り? 何が起こったか分かっていなかったよ。その前に倒されていたし、フラッシュ状態だった。RNCはオプションの一つ。入り方が良かったから、すぐに極めることができた」とカサレスは勝利を振り返った。

チェ・スンウとしては、やはり反則のヒザ蹴りで流れが止まったことは痛かったが、本人のミスだけに勿体ないが致し方ない。


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