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【UFN111】佐々木憂流迦、劣勢に耐えスコッギンスに逆転RNCでタップ奪う

<フライ級/5分3R>
佐々木憂流迦(日本)
Def.2R3分19秒by RNC
ジャスティン・スコッギンス(米国)

憂流迦の右フックに組みついたスコッギンスが、後方にブリッジをきかせた大きな投げを見せる。すぐにスタンドに戻った両者、スコッギンスが右を当ててクリンチへ。小外でテイクダウンした憂流迦は、ムッセ・クラッチも、スコッギンスがバックへ。胸を合わせた憂流迦のダブルレレッグに対し、バックを狙ったスコッギンスが前方に落とされそうに。

続くスクランブルでトップを取ったスコッギンスは、立ちがった憂流迦にワンツーを入れる。さらに離れて左を当て、組んだスコッギンスは離れてから後ろ回し蹴りを見せる。憂流迦も左ローを蹴るが、右を被弾。構えを変えて後ろ回し蹴り、直後にワンツーを入れたスコッギンスがダウンを奪う。残り80秒、ガードの中からエルボーを落とすスコッギンスは、ハイガードを潰して重い右を入れる。さらに左を纏めたスコッギンスが、強いポスチャーから鋭いパウンドを入れ初回を取った。

2R、右ミドル、続いてスピニングバックキックをボディに入れたスコッギンスは、後方に倒れた憂流迦をハーフに捉え右エルボーを打ち込む。憂流迦はフルガードに戻すも、エルボーを連打で落とされ、厳しい展開に。スイープ狙いから左腕を伸ばしに掛かった憂流迦だが、これを防いだスコッギンスが左のパンチを打ち込む。

右腕を差し、シングルを仕掛ける憂流迦。スコッギンスがバックを伺うと、憂流迦は足関節へ。これも呼応したスコッギンスだが、スクランブルでボディロックから一気にバックを取った憂流迦がRNCへ。うつ伏せから仰向けになると、スコッギンスがタップ。憂流迦が逆転勝ち、勝利の雄叫びをあげた。

「アメージング。グレートファイター。彼が怖かった。だけど、ファンの皆がいるから恐れずに前に出ることができました。ありがとう。彼は本当に強くて、彼はレイボーグに勝っているので。次は日本大会でレイボーグとやりたいです」と憂流迦は語った。日本では知名度は低いが、スコッギンスは真の実力者。この逆転勝ちは、憂流迦のキャリアアップに大きな一勝だ。


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