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MMA&プロレスの二刀流へ。佐々木憂流迦が今後の活動についてコメント「MMA復帰はタイミングとご縁」

【写真】「自分の中で流れや導きがあって、その方向に向かっている」と佐々木憂流迦らしい表現で今後について語った。(C)NOAH

30日(月)、RIZIN参戦中で先日プロレスデビューを表明した佐々木憂流迦がオンライン取材に応じ、今後の活動について話した。
text by Takumi Nakamura

憂流迦は2010年のプロデビューから修斗を主戦場に戦い、2014年~2018年にはUFCに参戦。現フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャに敗れた試合を最後にUFCを離れると、同年大晦日に早くもRIZINデビューを果たし、マネル・ケイプから判定勝利を収めた。

その後はRIZINでキャリアを積んでいたが、10月23日のプロレスリング・ノア「MONDAY MAGIC ep2」のリングに上がり、プロレスデビューを表明していた。


この日の取材で憂流迦は今後について、MMA卒業・プロレス転向ではなく、当面はプロレスラーとしての活動に専念しつつ、将来的にMMAの試合にも出場する意思があることを明言。MMA復帰のタイミングや階級については「その時のご縁」としたが、憂流迦がMMAの舞台に戻ってくる日を待ちたい。MMAPLANETとの質疑応答は以下の通り。

――最初にプロレスデビューしようと思ったのはいつ頃ですか。

「最初にご縁があったのは1年くらい前ですね。当時はプロレスをやるつもりはなくて、40歳くらいまではMMAやろうと思ったんですけど、色々と流れがあって…です。1年前も(デビューの)話をいただいたというよりも『プロレス好きなの?(会場に)遊びに来たら?』みたいな感じでした」

――MMAの活動に一度区切りをつける形になると思いますが、それを決断した理由はなんですか。

「今年1月にグレート・ムタと中邑真輔選手の試合を見て、ファイトアートとして、作品としてこんなものを作れるんだと思って感動して、腹が決まったところはあります。いつも自分の中で流れや導きがあって、その方向に向かっているという感じです」

――しばらくプロレスの活動に専念されると思いますが、MMAの再開の目途はありますか。

「それもタイミングとご縁なので何とも言えないですね。ただMMAは15年やってきたので(オファーがあれば)いつでも準備できるという気持ちはあります」

――2019年10月の朝倉海戦以降は年1試合ペースになっていましたが、ここ数年のご自身の試合をどう捉えていますか。

「それまでとそんなに変わらないですよ。僕はMMAが楽しいものだと捉えているし、それは昔から同じですね。デビューした頃からスタンスは変わらないです」

――現在もMMAの練習も続けているのですか。また体重もプロレス用に増やしているのですか。

「練習はプロレス中心で、MMAの練習もちょいちょいやっています。体重はもうちょいで90kgです。(2023年5月の)ボイド・アレン戦の時も87kgから減量したので、体重そのものはそんなに変わらないですね。あとなかなか100㎏にはいかないです(笑)」

――憂流迦選手が主戦場にしていたRIZINはこれから大晦日に向けて盛り上がる時期ですが、そちらの動向が気になることはないですか。

「そういう世間的な流れもあると思うんですけど、それに流れるんじゃなくて、僕の中での流れがあるんですよね。僕はその流れを大事にしたいと思います」

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