【Road FC66】原口央がスーチョルと真っ向勝負。最後は左ストレートに沈むも大奮闘
【写真】粘る原口をスーチョルが左ストレートからのパウンドで沈めた(C)MMAPLANET
<Road FC グローバル63キロ決勝/5分3R>
キム・スーチョル(韓国)
Def.2R4分25秒 by TKO
原口央(日本)
サウスポーの原口に対し、スーチョルは前に出ながら右ストレート。原口がダブルレッグを狙うと、スーチョルはニンジャチョークで絞める。
スーチョルは原口の身体をケージに押しつけてノーアームギロチンを極めようとするが、原口は自らグラウンドで下になって脱出する。スーチョルがサイドポジションで抑え込むと、原口は脇を差してガードポジションに戻す。
身体を起こしてパンチを落とすスーチョル。原口も身体を起こして脇を差し、スーチョルの右足にシングルレッグに入ってケージに押し込む。
原口はスーチョルの奥の足を引いて寝かせつつ、スーチョルが立つ動きに合わせてバックへ。スーチョルが正対してケージに身体を預けると、ダブルレッグから持ち上げるようにしてテイクダウンを奪う。
原口がインサイドガードからパンチを落とすと、スーチョルは原口の左腕を取って腕十字と三角へ。
原口はスーチョルの身体を潰してディフェンスし、スーチョルの両足を担いでパスガードしながらバックへ。
立ち上がったスーチョルは、バックキープする原口を前に落とす。原口は落とされながらも、スーチョルの左腕をとってアームロックへ。
これを潰したスーチョルが逆に原口の左腕に腕十字を狙い、これ外れると組みつく原口に再びノーアームギロチンを仕掛けた。
2R、スーチョルが二段蹴り、ジャブを見せて左ボディと右アッパー。原口のダブルレッグを切ってがぶる。
原口はシングルレッグに切り替えてスーチョルをケージに押し込み、スーチョルはバックへ回る。原口は前転して足を狙いながら上をとろうとするが、スーチョルがサイドポジションで抑え込む。
ここからマウント、バックとポジションを変えると、原口は亀になってシングルレッグでスーチョルをケージに押し込む。スーチョルはケージに身体を預けて立ち上がると、原口は左ストレートを当ててパンチで前に出る。
ここでスーチョルはインローと右ミドル。原口はその右ミドルをキャッチして、シングルレッグでスーチョルをケージに押し込むが、スーチョルが原口のボディに鋭いヒザ蹴り。
これで原口がダウン気味に亀になる。そこにパンチを打ち込むスーチョル。原口も何とか立ち上がるが、スーチョルは左右のボディを打ち込む。
距離を原口に対し、スーチョルは身体を沈めての右フック。さらに原口の左ストレートに左を合わせると、これがストレート気味に突き刺さり、原口が後方にダウン。
スーチョルが追撃のパンチを落としたところでレフェリーが試合を止め、スーチョルがKO勝利で63キロトーナメントを制した。
スーチョルに敗れたものの、大奮闘を見せた原口。試合後「スーチョル選手、ありがとうございました。本当にトーナメントにかけていたんで……悔しいです。決勝で負けて、取り返しにくるものがあるので、来年必ずリベンジしたいと思います」と悔しさをにじませながらも、スーチョルへのリベンジを語った。