【UFN111】今週末もAbemaTVでUFCチャンネル開設からの――教えて、ケンジ君!! 「井上直樹の真実」
【写真】実姉で現在はインヴィクタFCで活躍中の魅津希とスリーショット (C)KENJI OSAWA
Bellator、Road FC、パンクラス、修斗などMMA中継を行うインターネットテレビ局=AbemaTVが10日(土)&11日(日)に続き、17日(土)&18日(日)と今週末も「48 時間限定 UFC チャンネル」を開設する。
今回は女子MMA特集と17日の午後5時45分から9時半までシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるUFC Fight Night111「Holm vs Correia」のプレリムのライブ中継が行われる。
MMAPLANETでは2週に渡るUFC特番に関して、その見どころをAbemaTVが誇るMMA水先案内人=和術慧舟會Hearts代表の大沢ケンジ氏に尋ねた。第3回目はUFN111で日本人最年少デビューを果たす、井上直樹について──実際に手を合わせた大沢氏ならでは期待の高さを語ってもらった。
大沢ケンジ
「AbemaTVの取材で愛知県豊橋市の空手道白心会に取材に伺いました。今、MMAの主流は北米に代表される巨大なメガジムかもしれないですが、彼が通っているジムはプレハブで、19歳(取材当時)の井上選手の相手も井上選手よりさらに若い子ばかりでした。
正直、最初は『この環境でよくぞここまで』と思いましたが、一緒に汗を流していると『この環境だからこそ、井上選手はここまで育ったんだ』と思うようになりました。井上選手は、極めを狙いにいきます。これが北米のメガジムどころか、東京のプロ練習でも上手い人や強い人に潰されるので、まずはポジションからという思考になっていきます。
それを白心会の山口館長の『体力は後からでもつくので、まずはテクニックを』という方針で育って来ました。白心会の──体の負担が少なく、時間が長い練習メニューの中で選手たちは考える時間がとても多いと感じました。僕自身、組技は最先端かどうかよりも、自分で考えられるかどうかが、大きいと思っているので、その部分が育つ環境だと思いました。
井上選手は日本人として史上最年少でUFCデビューを果たすわけですけど、彼がいわゆる天才肌だとは感じませんでした。真面目で口数が少なく、でも『世界一になる』という想いが強い。自分に合った練習環境で、毎日を積み重ねてきた結果が、今です。
日本のMMAの未来を引っ張るようなデビュー戦を期待しています」
48 時間限定UFC チャンネル」~UFC 女子ベストバウト!~放送概要
17 日(土) 0 時 00 分〜18 日(日)24 時 00 分
◆放送予定の試合
UFC203 ジェシカ・アンドレジ vs ジョアン・カルダーウッド
UFC Fight Night 104 ジェシカ・アンドレジ vs アンジェラ・ヒル
UFC185 ヨアナ・イェンジェチック vs カーラ・エスパルザ
TUF23 ヨアナ・イェンジェチック vs クラウジア・ガデーリャ
UFC193 ヨアナ・イェンジェチック vs ヴァレリー・レターノー
UFC Fight Night 69 ヨアナ・イェンジェチック vs ジェシカ・ペネ
UFC178 キャット・ジンガーノ vs アマンダ・ヌネス
UFC157 ロンダ・ラウジー vs リズ・カモーシェ
UFC175 ロンダ・ラウジー vs アレクシス・デイヴィス
UFC193 ロンダ・ラウジー vs ホーリー・ホルム
UFC207 アマンダ・ヌネス vs ロンダ・ラウジー
UFC on FOX23 ヴァレンチーナ・シェフチェンコ vs ジュリアナ・ペニャ
UFC on FOX16 ミーシャ・テイト vs ジェシカ・アイ
UFC200 アマンダ・ヌネス vs ミーシャ・テイト
UFC on FOX15 ペイジ・ヴァンザント vs フェリス・ヘリッグ
UFC Fight Night 80 ローズ・ナマジュナス vs ペイジ・ヴァンザント
■ UFN111対戦カード
<女子バンタム級/5分5R>
ホーリー・ホルム(米国)
ベチ・コヘイア(ブラジル)
<ヘビー級/5分3R>
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ)
マルチン・ティブラ(ポーランド)
<ウェルター級/5分3R>
キム・ドンヒョン(韓国)
コルビー・コビントン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
ハファエル・ドスアンジョス(ブラジル)
タレック・サフィジーヌ(ベルギー)
<ライト級/5分3R>
五味隆典(日本)
ジョン・タック(グアム)
<ヘビー級/5分3R>
マット・ハリス(米国)
シリル・アスケア(フランス)
<フライ級/5分3R>
佐々木憂流迦(日本)
ジャスティン・スコッギンス(米国)
<ウェルター級/5分3R>
リー・リンジャン(中国)
フランク・カマチョ(グアム)
<バンタム級/5分3R>
クァク・グァンホ(フランス)
ラッセル・ドーン(米国)
<フライ級/5分3R>
カールス・ジョン・デ・トーマス(フィリピン)
井上直樹(日本)
<女子バンタム級/5分3R>
キム・ジヨン(韓国)
ルシエ・プシオワ(チェコ)
<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
ロランド・ディ(フィリピン)