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【Grachan29】阪本洋平が大澤茂樹をKO。新フェザー級王者になり、高谷裕之戦を熱望

Sakamoto with T Blood【写真】岩瀬茂俊と川尻達也とともに新Grachanフェザー級チャンピオンの阪本洋平 (C)MMAPLANET

14日(日)、東京都江東区のディファ有明で開催されたGrachan29。バンタム級&フェザー級の選手権試合が同大会では組まれ、それぞれの階級で新チャンピオンが誕生した。まずはライト級チャンプ阪本洋平が大澤茂樹に挑んだフェザー級選手権試合の模様からお伝えしたい。


Sakamoto vs Osawa<Grachanフェザー級選手権試合/5分3R>
阪本洋平(日本)
Def.2R0分46秒 by KO
大澤茂樹(日本)

Osawaサウスポーの構えから頭を一瞬低くして、思い切り左を振るっていく大澤。阪本はこの動きを把握し、しっかりとかわしていく。ただし、チャレンジャーが振るうパンチも非常に力が入っており、踏み込んで軸が乱れる場面も見られる。低い姿勢の大澤が左手を引き寄せるところで阪本も思い切り左を振るうが、これも空振りに。一方、大澤も右手でテイクダウンのフェイクを見せてから放った左も届かない。それでも踏み込んでボディロックに捉えた大澤がテイクダウンに成功する。

Backthrowケージを使って立ち上がった阪本に対し、バックからシングルに移行した大澤がアンクルピックを仕掛けて、阪本の背中を一瞬マットにつけさせる。阪本が背中を譲って立ち上がったところで初回が終了した。

2R、大澤のダブルを切った阪本が、前に出て左を振るう。大澤はしゃがみ込むような姿勢で阪本の左足を取ってテイクダウンへ。背中預けながら立ち上がり、胸を合わせた阪本だが、大澤はバックに回って、強引な後方への投げを見せる。同体で倒れるような形となり、先に立ち上がった阪本が大澤をケージに押し込む。態勢が不十分な大澤に対し、阪本が左腕を差しながら、右のパンチを顔面に当てていく。

Finish動きが止った大澤、阪本は右フックから左を振るう。態勢が崩れそうになった大澤は顔面ががら空きになっており、阪本が渾身の力を込めた右を思い切り打ち込む。大澤は意識も腰も落ち気味になるや、直後にレフェリーが割って入り阪本のTKO勝ち。フェザー級のベルトをその腰に巻くこととなった。

フェザー級王座に就いた阪本は「僕は12年間、格闘技をやってきましたけど、もう疲れました。誰よりも怖い、高谷裕之選手と戦い、グラチャンの王座防衛をして終わりにしたいと思います」と話し、現役生活ラストスパートとして、以前から対戦希望を持っていた高谷戦をアピールした。

■Grachan29その他の主な試合結果

<Grachan バンタム級選手権試合/5分3R>
堀友彦(日本)
Def.3-0
佐々木郁矢(日本)

<フェザー級/5分2R>
原井徹(日本)
Def.2-0
加藤貴大(日本)

<バンタム級/5分2R>
中村謙作(日本)
Def.2-0
宇宙人(日本)

<バンタム級/5分2R>
東修平(日本)
Def.2R0分13秒by TKO
斎藤洋二(日本)

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