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【Bellator178】1年5カ月振りの実戦でフェザー級王者ストラウス、あの強さをフレイレ相手に見せられるか

Straus vs Freire【写真】前回の試合ではとにかくストラウスの左が良く伸びていた(C)BELLATOR

21日(金・現地時間)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator178「Straus vs Pitbull 4」。イベント名にあるように同大会のメインでは、ベラトール世界フェザー級選手権試合=王者ダニエル・ストラウス×パトリシオ・フレイレの一戦が組まれている。


そして、これもタイトル名にある通り両者の対戦は実に4度目ということになる。過去3試合は挑戦者のフレイレが2勝1敗でリードしているもの、タイトル戦では1勝1敗で直近の直接対決は2015年11月でストラウスが判定勝ちを収めている。

この時のストラウスはキャリア絶頂にあるといっても過言でないほど強かった。サウスポーの構えからビシバシと右ジャブと左ストレートを伸ばし、フレイレのテイクダウンを許さずに逆にジャブの当たる位置から組みでも優位に立てる。

かつてストラウスは相手の攻撃を受けない、倒されない、要所で当てるパンチ、組み勝ってバックコントロールというディフェンス重視のファイトで要所を締めて勝利してきたス。それが2014年10月にジャスティン・ウィルコックスにKO勝ちした頃から、ストラウスは鉄壁の守りをベースにより攻撃力が増してきた。

こうなると殴られない、テイクダウンを取られないという強さがより際立ち、前に出て局面を打開しようとしたフレイレですらその勢いを持続できずジャブから左ストレートでKO負けになってもおかしくないようなダウンを喫している。

リーチが長く、パンチが当たり、テイクダウン&スクランブルに強い。ばかりかフロン系のチョークでフィニッシュもできる。そんな王者に対し、リーチで劣る分フレイレとしては、鋭い踏み込みからのパンチとテイクダウンのコンビネーションは欠かさない。その逆のテイクダウンから打撃というコンビも必要になってくるだろう。

ストラウスは下がりながらでも、パンチが出せる。前に出させて打つ。それでいて待ちのファイトでもジャブ多用し、踏み込みを許さない。そこでフレイレとしては、胸があった場合やスプロールの合間に見せていたエルボーを自分の距離を作るために使いたい。

踏み込んでパンチからテイクダウン、スプロールされるとエルボー──それがフレイレの戦い方だが、テイクダウンをフェイクにエルボーを打ち込むのも有効的と考えられる。近距離でエルボーを入れると、ストラウスも頭を守りたくなる。そうすることで開いたワキに腕を差し込んで、フレイレはテイクダウンを取れる確率も上がる。もちろんエルボーを当ててダメージを与えてしまえば、パウンドアウトも可能になる。

ストラウスがパニックに陥ると、バック奪取からRNCへの道筋がフレイレに見えてくるはずだ。何より、ストラウスは前回のフレイレ戦の勝利から実戦を積んでこなかった。勝負勘など、前回のような強さを見せることができるかは不安が残っている。

■ Bellator178対戦カード

<Bellator世界フェザー選手権試合/5分5R>
ダニエル・ストラウス(米国)
パトリシオ・フレイレ(ブラジル)

<女子フライ級/5分3R>
イリマレイ・マクファーレン(米国)
ジェシカ・ミドルントン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ドミニク・マゾッタ(米国)
AJ・マッキー(米国)

<ライト級/5分3R>
サヤッド・アワッド(米国)
ライアン・クイーン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブレイヤー・タグマン(米国)
トム・イングリッシュ(米国)

<フライ級/5分3R>
ビリー・ジオヴェネーラ(米国)
ジョシュ・リッチ(米国)

<バンタム級/5分3R>
ヘジヴァルド・カルバーリョ(ブラジル)
ジェイ・ペリーン(米国)

<フライ級/5分3R>
ジョン・ロペス(米国)
レモ・カルダッレリ(米国)

<ヘビー級/5分3R>
タイレル・フォーチュン(米国)
ブランコ・ビュシック(米国)

<195ポンド契約/5分3R>
ジョーダン・ヤング(米国)
ティム・カーロン(米国)

<165ポンド契約/5分3R>
ニック・アレー(米国)
カストリット・シェーマ(米国)

<150ポンド契約/5分3R>
マーク・キレハー(米国)
ドン・シャイニス(米国)

<165ポンド/5分3R>
ケンラン・ラチノフ(米国)
サム・ワトフォード(米国)

<フェザー級/5分3R>
シェーン・マンレー(米国)
クリス・フォスター(米国)

<ウェルター級/5分3R>
エド・ルース(米国)
デヴィッド・マンデル(米国)

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