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【Shooto】計量終了 超世代闘争、ヒリヒリ度は沸点へ。前田吉朗「ミスマッチ」、覇彌斗は握手拒否!!

Shooto【写真】計量後の撮影。国際戦、タイトルに繋がる勝負、そして超世代抗争とケージ設置に時間が取られることもあるが、ギュッと実が詰まった試合が揃っている (C)MMAPLANET

明日29日(日)、文京区・後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦の公開計量が、28日(土)に同じく文京区のMLBカフェで行われた。


2017年のプロ修斗公式戦第一弾は世界フェザー級チャンピオン斎藤裕が、英国のマイク・グランディを迎え撃つ一戦を筆頭に猿丸ジュンジ×猿田洋祐の世界ストロー級次期挑戦者決定戦、環太平洋バンタム級次期挑戦者決定戦=佐藤将光×祖根寿麻というタイトル戦絡みのファイトが2試合組まれている。

さらに今大会の特徴は世代を超えた対戦──というよりも、世代を超え過ぎた対戦といえる。しかもベテラン・サイドは日本MMA界の元タイトルホルダーばかり。ゴングが鳴れば、圧倒的な力の差が見られる恐れもあるほど実績の違いが、明白な3試合。

オープニングマッチのフライ級では26歳で7勝5敗の奇天烈が、32歳・17勝13敗3分けの元フライ級KOPの清水清隆と対戦。続いて1997年1月21日生まれ、20歳になったばかりの戦績4勝1分の青井人は、元修斗環太平洋チャンピオン児山佳宏=35歳22勝10敗2分に挑む。

さらにセミで21歳、9勝0敗の覇彌斗が、元WECファイター&フェザー級KOPの前田吉朗=35歳・34勝15敗5分と戦う。若手側の平均年齢は22歳でキャリアは8.6試合。対してベテラン=元チャンピオン勢は平均34歳で戦績が40.3試合になる。

Maeda vs Hayato一回りの年齢差と経験値は約5倍にある。このマッチアップに前田は「修斗関係者の方、聞いとってください。これミスマッチと分かると思うんで。はっきりした試合します」と憮然とした表情で計量後に語る。一方の覇彌斗は「全身全霊でぶつかって勝ちたい」と話した。

それでも撮影後に右手を差し出した前田に対して、覇彌斗は頭を下げたものの握手を拒否。これには前田も呆気にとられ、空振りとなった右手を見つめて不敵な笑みを浮かべていた。この超世代マッチ、若い世代の台頭の証明となるのか──それとも世紀のミスマッチとして、これからの修斗公式戦のマッチメイクに影響を与えることとなるのか。公開計量の時点でヒリヒリ感は沸点に達しようとしていた。

■ プロ修斗計量結果

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕:65.6キロ
マイク・グランディ:65.6キロ

<フライ級/5分3R>
前田吉朗:56.5キロ
覇彌斗:56.3キロ

<ジュニア修斗48キロ契約/4分1R>
鶴屋怜: 47.5キロ
吉井龍城:46.3キロ

<修斗世界ストロー級次期挑戦者決定戦/5分3R>
猿丸ジュンジ:52.0キロ
猿田洋祐:52.1キロ

<修斗環太平洋バンタム級次期挑戦者決定戦/5分3R>
佐藤将光:61.1キロ
祖根寿麻:61.2キロ

<フェザー級/5分3R>
児山佳宏:65.6キロ
青井人:65.0キロ

<ライト級/5分3R>
山本勇気:70.2キロ
ホン・ソンビン:69.5キロ

<フライ級/5分3R>
清水清隆:56.7キロ
奇天烈:59.3キロ→再計量でも59キロまでしか体重が落ちず、この試合は中止となった。

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