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【LFA01】巨大マイナーリーグ旗揚げ。メインはバンタム級王座決定戦=LFC王者ピーターソン×RFA王者イーゴ

Peterson vs Higo【写真】ついに動き始めるLFA。そのメインでLFCとRFAバンタム級王者が激突する(C)LEGACY FC & RFA

13日(金・現地時間)、テキサス州ダラスのライブハウス、ザ・ボム・ファクトリーでLegacy Fighting Allianceの第1回大会「Peterson vs Higo」が開催され、米国MMA界の一大マイナーリーグがスタートを切る。


北米MMA界の二大フィーダーショーといっても過言でなかったLegacy FCとRFAが合体。AXS TVの電波に乗って自らをMMA界最大のマイナーリーグと呼ぶLFAがいよいよ活動を開始する。

そのメインはレガシーFCの本拠地だったダラスから。メインは初代LFAバンタム級王座決定戦=スティーブン・ピーターソン×レアンドロ・イーゴの一戦が用意されている。イーゴはRFAバンタム級王者、一方ピーターソンもLFCバンタム級王者であったが10月の防衛戦で体重を落とせず、一度はタイトル剥奪となっている。そのピーターソンが今回の試合ではなぜかLFC王者として登場して、イーゴと王座統一戦=初代王座を争う。

キャリア14勝4敗のピーターソンは4KOと6つの一本勝ちがあり、キックボクシング&柔術を融合させた──ややドナルド・セラーニのWEC時代のようなスタイルの持ち主。イーゴは16勝2敗で打撃はやや粗いが、往年のジョゼ・アルドを思わせる鋭い踏み込みからのアッパーなど強力な破壊力を持つ。柔術の精度は明らかにピーターソンを上回り、MMA的柔術のピーターソンに対し、しっかりとブラジリアン柔術を修得しているのがイーゴの特長だろう。

ガードの粗さを衝かれなければ、イーゴ優位と見て良いLFA最初のチャンピオンシップといえる。

(C) KEITH MILLS

(C) KEITH MILLS

今大会はダラスで行われることもあり、元レガシー勢が8人、対してRFA出身は2人というラインナップのなか、メイン以外の注目株はロバート・バトラーだ。10月のプロデビュー戦で日本の飯島貴幸から25秒でTKO勝ちを収めている、アマMMA出身のファイター。Titan FCフライ級王者ホゼ・トーレスもそうだが、米国でアマMMA出身者がジワジワと勢力を広げており、その点でもバトラーのプロ2戦目も気になるところだ。

■LFA01対戦カード

<LFAバンタム級王座決定戦/5分5R>
スティーブン・ピーターソン(米国)
レアンドロ・ヒゴ(ブラジル)

<フェザー級/5分3R>
デイモン・ジャクソン(米国)
チャールズ・チークスⅢ(米国)

<バンタム級/5分3R>
イラ・タメズ(米国)
ユリシーズ・アギラー(米国)

<ヘビー級/5分3R>
オーランド・コールター(米国)
ジョエル・ムーア(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
モンタナ・スチュアート(米国)
シンシア・カルヴィーロ(米国)

<フライ級/5分3R>
オスカー・ラミレス(米国)
アイザイア・グティエレス(米国)

<フェザー級/5分3R>
ロバート・バトラー(米国)
ジェシー・ヴァスケス(米国)

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