【Deep Cage】元谷友貴と対戦、DJ.taiki<01>「相手が元谷っていうのは客観的に見ても面白い」
【写真】パンクラスイズム横浜所属として、初めての試合=元谷戦に臨むDJ.taiki(C)TAKUMI NAKAMURA
18日(火)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP CAGE IMPACT 2016 in Korakuen。今大会で元フライ級王者・元谷友貴と対戦するDJ.taiki。
昨年のRoad to UFC JAPAN(以下RTU)では準決勝で廣田瑞人に敗れUFCとの契約のチャンスを逃し、年末RIZINでの高谷裕之戦での判定負けを喫した。
あれから約10カ月、北岡悟が主宰するパンクラスイズム横浜の所属として、本来のバンタム級で再出発することになった。UFC参戦が叶わなかったこと、そして国内で戦っていくことについて本音(?)で語ったインタビューをお届けしたい。
――昨年12月RIZINでの高谷裕之戦以来の試合が迫ってきました。仕上がりやコンディションはいかがですか。
「久しぶりのバンタム級なんで体重だけが心配ですね」
――バンタム級での試合はいつ以来ですか。
「2年ぶり(2014年10月、赤尾セイジに判定勝利)ですね」
――RTU出場を機にフェザー級で試合を続けていて、フィジカル面で変化がありましたか。
「去年、ジョシュ・バーネットのところに練習に行っていた時、すげえプロテインを飲まされたんですよ。僕がフェザーでやっていたこともあって『体重を増やせ』っていうことだったんですけど、プロテインを飲む量と頻度が半端ない。
『よし!今からプロテインタイムだ!』と言って2時間置きに大量のプロテインを飲まされて(苦笑)。その影響もあってプロテインを飲むようになりましたね」
――それで減量がきつくなったということはないですか。
「そこは大丈夫ですよ。僕は一回も計量を失敗したことがないし、何があっても落とします。ただ減量は問題ないんですけど、最近は年齢のせいか、すぐ身体がボロボロになっちゃって、練習がしんどいんですよね…。
キツい練習をすると翌日は動けなくなる、みたいな(苦笑)。そういう時は北岡(悟)さんがコントロールしてくれますね、『今日は練習しなくていい』って」
――今の話にもつながりますが、今回からパンクラスイズム横浜の所属として試合をすることになりました。改めてパンクラスイズム横浜に所属することになった理由を聞かせてください。
「北岡さんがジムをやると言ったからですかね」
――……もう少し詳しく教えてください(苦笑)。
「ちょうど色々と話があった時期に北岡さんから『もしかしたらジムをやるかもしれない』という話を聞いて、最初は本当にやるのかな?って感じで現実味がなかったんです。でも実際に北岡さんがジムをやることになって、そこで北岡さんに直接誘われたんで、誘われたらいきますよね」
――基本的に練習はすべて横浜なのですか。
「はい。出稽古は一切行ってないです。出稽古なしの環境っていうのはかなり久々ですね。だから次の試合は真価が問われますよ。これで負けちゃったら練習環境が良くないとか言われるかもしれないし、そういう意味でも責任を感じて戦います。
まあ僕は練習のメインがDDR(※ダンスダンスレボリューション。RTUでもDJが練習として取り組んでいるダンス系のゲームとして取り上げられた)なんで、ジムよりも(ゲームセンターの)ROUND.1にいる方が多いんですけどね」
――色んな環境で練習をしてきた経験を経て、また北岡悟という指導者のもとで練習することでどう変わりましたか。
「今までより良いパフォーマンスが見せられると思いますよ。北岡さんからも昨日は動きがよかったと言われたし……試合までにどうなるかは分からないけど(苦笑)。RTUでは一階級上でやって、廣田(瑞人)みたいにライト級から落としてきたやつとやっていたんで、バンタム級から上げていた自分と比べると体格差がありましたから」
――RTUが終わればバンタム級でやるつもりだったのですか。
「はい。RTUでUFCと契約できるならバンタム級にするというのは事前に伝えていたことだし、あの企画が終わったらバンタム級でやっていくつもりでいました」
――RTUが終わって昨年末RIZINでの高谷選手を挟んで、今回は約10カ月ぶりの試合です。最終的にDEEPで復帰する形になりましたが、どのプロモーションで試合するかは考えていたのですか。
「まずRIZINの試合で手を骨折して、しばらくは練習も出来なかったんです。それで夏くらいに試合したいと考えていて、北岡さんと話し合って、RIZINとも話をしていました。そこで北岡さんは国内でやらせたい意向があって、僕もUFC以外はどの団体でやっても構わなかったので、色々考えていたんですけど、最終的に残ったのがDEEPでした」
――やるならDEEPで、ということではなかったのですね。
「はい。むしろ最初DEEPはあまりピンとこなかった(苦笑)。一回、DEEPでチャンピオンになっているし、またチャンピオンを目指すというモチベーションにはならなかったんですよね。肩書的にも色んな団体のチャンピオンになっている方がかっこいいじゃないですか。そういう意味でDEEPというのはあまり考えてなかったです」
――最初はモチベーションの作り方が難しかった、と。
「だから別にDEEPに出たくなかったわけじゃないし、その程度の理由なんですけどね。でも僕がDEEPに戻って来ることになって、最初の相手が元谷っていうのは客観的に見ても面白いカードだと思いましたね」
<この項、続く>
■DEEP CAGE IMPACT 2016 in KORAKUEN対戦カード
<バンタム級/5分3R>
DJ.taiki(日本)
元谷友貴(日本)
<ストロー級GP決勝/5分3R>
小島壮太(日本)
カン・サトー(日本)
<ウェルター級GP一回戦/5分3R>
桜井隆多(日本)
奥野”轟天”泰舗(日本)
<ウェルター級GP一回戦/5分3R>
長谷川賢(日本)
佐藤洋一郎(日本)
<フライ級>
ランボー宏輔(日本)
安谷屋智弘(日本)
<フェザー級>
門脇英基(日本)
オーロラ☆ユーキ(日本)
<ライト級>
ムン・ジュンヒ(韓国)
ジャイアン貴裕(日本)
<フェザー級>
今成正和(日本)
新里佳彦(日本)
<バンタム級>
坂野周平(日本)
横川凌真(日本)