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【Bellator】アスクレン、王座返上フリーに。UFCも出場可能!!

Ben Askren

【写真】ついにベラトール王座を返上し、フリーとなったベン・アスクレン。D-dayがいつになるのか本当に楽しみだ(C)MMAPLANET

14日(木・現地時間)、Bellator MMAより世界ウェルター級王者ベン・アスクレンがフリーエージェントになり、どこのプロモーションとも交渉&出場が可能になったと発表した。

1984年7月18日、ウィスコンシン州ミルウォーキーの郊外ハートランド出身のアスクレン。6歳からレスリングを始めミズーリ州立大レスリング部時代には1&2回生のときにNCAA D-1で準優勝、3&4回生と連覇している。2008年北京五輪米国フリースタイルレスリング代表だが、本人は米国流フォークスタイル・レスリングが得意だと公言している。

2009年2月にMMAデビューすると、3連勝後にベラトールと契約。シーズン2ウェルター級Tで優勝し、2010年10月にはライモン・グッドを下し世界ウェルター級王座に就いた。以後、ノンタイトル戦一つを挟み4度防衛に成功し、キャリア12連勝を達成。7月13日のアンドレ・コレシュコフ戦後にベラトールとの契約が満了となり、UFCで戦いたい意向を口にしていた。優先交渉はベラトールにあったが、フリーとなり王座返上を果たしたことで、一気にUFC出場へ傾きそうだ。

「何度も言ってきたが、ベン・アスクレンはワンディメンショナル・ファイターだ。その一面だけで、試合を支配し続ける。ベンとは何度も話し合い、別々の道を進むことでクリアーになった。我々は彼に関して全ての権利を放棄し、彼は彼が思うどのプロモーションとも契約できる。キャリアの初めからベラトールで戦ってきたベンのことを尊敬している。彼のどこへ行ってもベストになろうとする思いが成就することを願っている」とビヨン・レブニーは語っている。

アスクレンが返上したタイトルは、シーズン9ウェルター級Tウィナーとドゥグラス・リマの間で争われることも決った。手を触れた相手は必ずテイクダウンに追い込むことができ、自らパウンド有りでは誰にも関節は極めさせないと豪語するアスクレン。「UFC出場なら初戦で王座挑戦」と誰憚ることなく言い放つ彼のUFC出場が楽しみでならない。このところグラインダーに冷たいUFCだが、ジョン・フィッチ以上にジョン・フィッチなワン・ディメンショナルなアスクレン――、UFCがMMA世界最強を決める場であるのであれば、早期出場を実現させてほしい。

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