【ONE44】ライト級最古参フォラヤンとパンが、青木の持つライト級王座への挑戦権を掛けて真っ向勝負?!
【写真】非常に凛々しい顔つきのフォラヤン。そろそろ王座挑戦を現実のモノとさせたいだろう (C)MMAPLANET
13日(土・現地時間)にONEにとって初のマカオ大会=ONE44「Heroes of the World」がヴェネチアン・マカオ内コタイ・アリーナで開催される。当初、同大会で1年3カ月振りの王座防衛戦が組まれるのではないかと思われていた青木真也は、同じ週末に行われるONE Grapplingに出場。その青木の王座を狙うエイドリアン・パンとエドゥアルド・フォラヤンが対戦する。
ローウェン・タイナネスの契約更新が固まらず、ロジャー・フエルタを破ったアリエル・セクストンが浮上したONEライト級戦線にあって、フォラヤンはその最古参といえる存在だ。散打のフィリピン・ナショナルチームメンバーから、MMAに転じたフォラヤンは2011年9月のONE旗揚げ戦でメインイベンターを務め、現ROAD FCライト級王者クォン・アソルを破っている。
散打特有のサイドキック、オーソながらパワフルは左フックを武器にキャリアの初期は勝利を重ねていたが、テイクダウン&寝技という弱点を克服するためにラスベガスでトレーニングを積んだことで、逆に思い切りの良さを失った時期もあったフォラヤン。
タイナネスやキャメル・シャロルスに連敗を喫したこともあったが、その後は打撃の強さを取り戻し、過去4試合は3勝1敗と好調さを取り戻している。朴光哲戦、山田哲也戦と日本勢との対戦は連勝中のアジア・トップレベルのフォラヤンに対し、エイドリアン・パンは豪州を代表するMMAファイターだ。
CAGE FORCEに来日経験があるパンは、Legend FCではナム・ウィチョルやジャダンバ・ナラントンガラグと激闘を繰り広げてきた。2012年から2013年にかけて1試合しか行っておらずブランクもあったが、2014年12月からONEで戦い始めると、ヴィンセント・ラトゥール戦、ピーター・デイビス戦と連勝中で、ここでフォラヤンを倒すとタイトル戦線でアドバンテージを得ることになるのは間違いない。
両者フック系のパンチャー、遠い間合いや回転系はフォラヤンだが、組みや極めはパンに部がある一戦。フォラヤンの蹴りがジャブの役割を果たすことができるか。パンが真正面から打ち合うと、これ以上ないド突き合いが展開されることが予想されるが、そうなると勝敗の行方、そしてONEライト級挑戦権獲得戦線の先は全く読めないこととになる。
■ ONE44対戦カード
<ONE暫定世界フライ級(※61.2キロ)選手権試合/5分5R>
アンドリュー・レオーネ(米国)
アドリアーノ・モライシュ(ブラジル)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エイドリアン・パン(豪州)
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ホノリオ・バナリオ(フィリピン)
エディ・アング(香港)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
クリスチャン・リー(シンガポール)
マーチン・ングエン(豪州)
<ヘビー級(※120.2キロ)/5分3R>
アレシャンドレ・マシャド(ブラジル)
アラン・ンガラニ(香港)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
V.V Mei(日本)
イステラ・ヌネス(ブラジル)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マー・ジャワン(中国)
ジミー・ヤボ(フィリピン)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
マ・ハオビン(中国)
チャン・ロタナ(カンボジア)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
クリッサダ・コンスリチャイ(タイ)
ジョシュア・パシオ(フィリピン)