【ONE Battle Ground02】ジャン・リーポンが北米MMAでフォラヤン下し、青木真也にラブコール
【写真】勝利の雄叫びを挙げたリーポン。青木戦を熱望(C)ONE
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジャン・リーポン(中国)
Def.3-0
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
フォラヤンがまず左から右のローを蹴っていく。リーポンは前蹴り、続いて右ローを繰り出す。フォラヤンもローを返し、右オーバーハンドから右ローへ。さらにワンツーでボディストレートを入れる。ここにダブルレッグからバックに回ったリーポンは、胸を合わされてもボディロックでテイクダウンを奪って足を一本抜いていく。
左のパンチを力強く打ちこむリーポンは、ガードの中に入れられても左のパンチ、右の鉄槌を落とす。再び足を一本抜かれたフォラヤンは、左腕を差していくが左のパンチを被弾する。リーポンはパスに成功し、シングルに来たフォラヤンのバックを制し四の字フックへ。アゴの上からRNCを狙うリーポンは、極まらないとみるとパンチに切り替える。勢いのあるパンチを打ち込むリーポンが、初回をリードした。
2R、いきなりの右ハイは空振りとなったフォラヤンは、左フックに続きく右フックを当てる。リーポンは右前蹴りをアゴに入れ、フォラヤンが右ローを蹴っていく。右オーバーハンドに右を打っていったフォラヤンが、ワンツー。額で受けて前蹴りのリーポンは、後ろ回し蹴りをかわす。リーポンは左ジャブを見せた直後に、ダブルレッグでテイクダウンを決める。北米MMAスタイルでフォラヤンを追い込むリーポンが、左のパウンドを打ち下ろす。バタフライガードからスクランブルのフォラヤンは、バックを許さず立ち上がることに成功する。
間合いを測るリーポンは、前蹴りから組んでバックを伺う。許さず、逆にリーポンをケージに押し込んだフォラヤンが離れる。フォラヤンは左フックを放つが、インパクトのある打撃を入れることはできなかった。
最終回、シングルを切ったフォラヤンは、ダブルレッグもスプロールする。鋭いローを貰ったリーポンは、距離を取る。フォラヤンはローを続け、リーポンが前蹴りを返す。ワンツーからローのフォラヤンは右アッパーを打たれるが、左フックを返してダブルレッグも切っていく。倒されず、組まれなくなったフォラヤンだが初回の劣性を挽回するには、ノックダウン級の攻撃が必要だ。
その一発を貰わず戦うリーポンは、右関節蹴りから左ハイを狙う。残り90秒、ローをかわしたリーポンが後ろ回し蹴りへ。ローをかわすリーポンが左ジャブを当てる。ここにきてジャブを連続で入れるリーポンが、その左ジャブからダブルレッグを仕掛ける。左腕を差したフォラヤンに対し、リーポンはハイクロッチに移行してリフトアップ──テイクダウンを決める。しっかりポイントアウトしたリーポンが、最後はパウンドを纏めて勝利を決定的とした。
判定勝ちのコールに勝利の雄叫びを挙げたリーポンは、「ハッピーだけど、2年振りの試合で疲れた。フォラヤンと戦わせてくれたONEに感謝している。次? シンヤ・アオキのファンだから彼と戦いたい」と話した。