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【OFC】フィリピンMMA界、フォライアンに注目?!

2011.09.04

Folayangシンガポール・インドアセンターで3日(土・現地時間)に行われたONE Fighting Championship旗揚げ戦「Champion vs Champion」。シンガポール初の大型MMAイベントで、東南アジアMMAの勢いを見せたのは、フィリピンのファイター達だった。

<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
Def.判定3-0
クォン・アソル(韓国)

【写真】鼻を折ったエドゥアルド・フォラヤンと、そのパンチで拳を負傷したクォン・アソル。ベストバウトは、フォラヤンの判定勝ちに (C)MMAPLANET

DEEPやHEATで猛威を振るったアソルのパンチの圧力を、フォラヤンが跳ね返し続けた。序盤は緊張ある距離の測り合いが続き、まずは強烈なフォラヤンのローが炸裂する。距離が詰まると、アソルの左がフォラヤンの顔面を襲うも、一歩も引かず相打ちで右を打ち込んでいく。

パンチ狙いのアソルに対し、フォラヤンは散打流のサイドキックやミドルを織り交ぜて前に出ていく。アソルのジャンピングニーにも、下がらずに前に踏み込んでパンチを放つファライアン。一瞬の交錯が、まるで火花を散らすかのような強烈なインパクトを残す初回の打撃戦は、豪快な首投げからバックに回りパウンドを打ち込んだフォラヤンが、アソルにテイクダウンを許さず凱歌をあげた。


1Rの攻防のなかで鼻が折れ、鼻血を滴らせるフォラヤンだが、接近戦になった時の圧力が強く、アソルの攻撃を跳ね返していく。間合いを探り、パンチを振るうアソルだが、いつの間にか右目尻もカットしたフォラヤンの軸はぶれずに、打たれる数以上に打ち返していく。

Folayang vs A Sol【写真】激しい打撃戦を見せた両者にはベストバウト賞の5000ドルが送られた(C) MMAPLANET

パンチの精度ではアソルの方が上かもしれないが、足技から組み立てて行くフォラヤンが攻勢という印象を残す。蹴り足を掴んでなお、パンチを受けたアソルの動きが止まるシーンが出てきた2R、流血が酷くドクターチェックが入ったフォラヤンが、このラウンドも制した。

最終回、逆転を賭けてラッシュが必要なソアルだが、拳の負傷でどうしてもカウンター狙いが目立ってしまう。左ローから左ストレートで、フォラヤンがアソルをのけ反らせる。勢いが増し、前に出るフォラヤンのローがアソルの急所に当たり、試合が中断。再開後もアソルをケージに追い込んで、打ち合いをリードしたフォラヤンは、左を受けて組みつかれるが、これも投げ返しリズムを譲らない。

アソルも懸命に左を伸ばし、フォラヤンの顔面を打ち抜くも、蹴りで間合いを外されてしまい万事休す。距離ができたところで、フォラヤンの前進+パンチを受け、試合はタイムアップに。OFC旗揚げ戦を大いに盛り上げたストライカー対決はフォライアンが3-0の判定勝ちを収めた。

Kelly<フェザー級/5分3R>
エリック・ケリー(フィリピン)
Def.1R3分10秒 by リアネイキドチョーク
ミッチ・チルソン(米国)

【写真】チルソンのシングルレッグの仕掛けには難があったものの、ケリーが見せた動きは見事だった(C) MMAPLANET

シンガポール在住の米国人ファイター=ミッチ・チルソンと、フィリピンのURCCチャンピオン=エリック・ケリー、無敗同士の一戦はケリーの前蹴りがまずはヒットする。ケリーのミドルをキャッチしたチルソンは、足払いでテイクダウンを奪う。エルボーやパンチを落とすチルソンに対し、ケリーは距離を取ってシングルレッグへ。ここに反応し、バックをうかがったチルソンだったが、そのまま前方に落されてしまう。

チルソンはハーフから揺さぶって、立ち上がるがが、ここで左目をカットしており、ドクターチェックが入る。再開後、ケリーをドライブしたチルソンが、ケージ際でシングルレッグを仕掛ける。頭が外側に入った腰高のシングルは、ケリーがチョークで切り替えし、そのままグラウンドへ移行。腰が伸び切ったチルソンが、チョークを逃れる手はタップアウトしか残されていなかった。

ケリー、そしてメインのファライアンと、2人が出場し2勝を挙げたフィリピン勢。UFC人気も高いというフィリピンのMMAは今後注目が必要かもしれない。

■OFC「Champion vs Champion」その他の試合結果

<176ポンド契約/5分3R>
吉田善行(日本)
Def.判定3-0
フィル・バローニ(米国)

<ウェルター級/5分3R>
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
Def.判定3-0
キム・ソクモ(韓国)

<ライト級/5分3R>
ゾロバベル・モレイラ(ブラジル)
Def.2R1分59秒 by TKO
アンディ・ウォン(米国)

<160ポンド契約/5分3R>
エディー・ヌ(香港)
Def.1R0分45秒 by TKO
ヤン・チュンボ(ブラジル)

<フライ級/5分3R>
ラディム・レイマン(シンガポール)
Def.1R3分18秒 by TKO
スソバン・ゴーシュ(インド)

<ライト級/5分3R>
ヴィシール・コロッサ(南アフリカ)
Def.1R0分49秒 by TKO
マ・インユ(中国)

<バンタム級/5分3R>
ヨーサナン・シッチョートン(タイ)
Def.2R0分14秒 by TKO
ダニエル・マシャメイテ(南アフリカ)

<バンタム級/5分3R>
レオナルド・イッサ(ブラジル)
Def.判定3-0
キム・スチョル(韓国)

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