【OFC】グレゴー・グレイシー、地元チルソンにも注目
9月3日(土・現地時間)にシンガポール・インドアスタジアムで行われるONE Fighting Championship「Champion vs Champion」。アジア各国に加え、世界中からファイターが集まる同大会に、MMAの家元というべきグレイシー一族から、グレゴー・グレイシーが出場する。
【写真】組み技の強さは文句なし、グレゴー・グレイシー (C) MMAPLANET
ヒクソン・グレイシー以前に最強のグレイシーとして、一族の期待を一身に受けていたホーウス・グレイシー、そのホーウスの未亡人の息子がグレゴーだ。つまりグレゴーにはグレイシーの血は流れていない。しかし、幼少の頃よりもホーウスの実子ホーレス、イーゴー、その従兄弟に当たるホジャー、カイロン、ネイマンらと共にグレイシーバッハで柔術を磨いていてきた。
米国に渡ってからは、ニューヨークのヘンゾ・グレイシー柔術門下生として、MMAで活躍する一方で柔術やサブミッション・レスリングの大会に出場してきた。その柔術では紫帯時代に2度世界を制し、ノーギ・ジウジツでは08年に銀メダルを獲得、09年のADCC世界大会では77キロ級で3位を獲得している。
グレゴーの組み技の強さは、ADCCで日本が誇る中村K太郎からバックマウントを奪ったことでも明らかだろう。一方、MMAではヘンゾの方針に従いニュージャージーの中堅プロモーション、ケージ・ヒューリーFCやROCで戦績を積んできたが、3戦目にハイキックでKO負けを経験。
その後はより慎重に自らの庭で戦うようになり、今年の5月20日に母国ブラジルで行われたX-Combatではウェルター級王座を獲得している。今回の対戦相手は、韓国ROAD FCや日本のパンクラスで戦ったことがあるキム・ソクモ。不覚を取ることは許されない相手となる。
グレゴー、フィル・バローニなど半ビッグネームを登用するOFCだが、同時に注目されるのがアジア系ファイターの活躍だ。そういう意味ではメインカードにラインアップされたフェザー級戦ミッチ・チルソン×エリック・ケリーなど、気になるファイトといえる。
【写真】シンガポール人気ナンバーワン、ミッチ・チルソン。フィリピンの最強のエリック・ケリーと対戦する(C) OFC
ミッチ・チルソンは地元シンガポールのファイターで、会場人気は一番になることが予想されるマーシャル・コンバットのフェザー級スーパーファイト王者。対するケリーはフィリピンのユニバーサル・リアリティ・コンバット・チャンピオンシップのフェザー級王者で、レジェンドFCフェザー級王座決定戦進出が決まっているインドネシアのフランシノ・チルタを加え、東南アジア・フェザー級三強のうち、二人が顔を合わせることになる。
今大会、厳しいマッチメイクに挑む韓国勢。プロ初戦で日本インディー・ケージ大会=ライジング・オンのフェザー級王者となったキム・スチョルのレオナルド・イッサとのマッチアップや、元ボクシングWBAスーパーフェザー級世界王者ヨーサナンのMMAデビュー戦など、バンタム級のアンダーカードからも目が離せない。
■OFC対戦カード
<ライト級/5分3R>
エドゥアルド・フォライアン(フィリピン)
クォン・アソル(韓国)
<176ポンド契約/5分3R>
吉田善行(日本)
フィル・バローニ(米国)
<フェザー級/5分3R>
ミッチ・チルソン(シンガポール)
エリック・ケリー(フィリピン)
<ウェルター級/5分3R>
グレゴー・グレイシー(ブラジル)
キム・ソクモ(韓国)
<ライト級/5分3R>
アンディ・ウォン(米国)
ゾロバベル・モレイラ(ブラジル)
<フライ級/5分3R>
ラディム・レイマン(シンガポール)
スソバン・ゴーシュ(インド)
<バンタム級/5分3R>
キム・スチョル(韓国)
レオナルド・イッサ(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
ヴァージル・コロッサ(南アフリカ)
マ・インユ(中国)
<バンタム級/5分3R>
ダニエル・マシャメイテ(南アフリカ)
ヨーサナン・シッチョートン(タイ)
<160ポンド契約/5分3R>
エディー・ヌ(香港)
ヤン・チュンボ(ブラジル)
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