【ONE Battle Ground02】フォラヤンと対戦、TUF CN制覇ジャン・リーポン「アオキと戦うことは、僕の夢」
【写真】Long Journey、ジャン・リーポンがいよいよONEで戦う(C)ONE
13日(金・現地時間)、ONE「Battle Ground02」が放送される。
7月30日にシンガポールはカランのシンガポール・インドアスタジアムで収録された今大会のメインで、エドゥアルド・フォラヤンと戦っているのが中国のジャン・リーポンだ。
TUF Chinaウィナー、UFCでは2勝2敗──通算30勝11敗2分の実力者が、再びグローバルステージに戻ってきた。
──今日はインタビューの機会を与えてもらい、ありがとうございます。
「こちらこそ、ありがとう。前にインタビューしてもらったことがあるよね。覚えているよ」
──ハイ、2014年3月にマカオでUFCデビュー戦の次の日にインタビューをさせてもらいました。
「ああ、そうだった。凄く久しぶりだね」
──ハイ。リーポンもUFCから中国国内、Road FCなどに参戦し今回ONEと契約しました。
「ONEで戦うことは、ずっと長く考えていた。でもKunlun Fightとの契約問題があり、2年間試合に出ることができなかったんだ。問題もようやく解決したから、すぐにONEと契約した。ONEは最大のプロモーションではなくても、最大のプロモーションの1つだしね。メンタル面、フィジカル面ともに最高潮で、ONEで絶対に良い試合をするよ」
──Road FCへの出場もありましたが、1試合だけでした。ライト級のタイトルコンテンダーとしてRoad FCで戦うようになったと思うのですが、その後の出場がなかったです。
「あの時、Roadでは3、4試合を戦う契約だった。当時はKunlunとの契約が最優先されるという状況で、Roadはすぐに韓国での試合をアレンジしてくれた。でもKunlunから許可が下りずに韓国で戦うことはできなかったんだ。あの時は契約で縛られていた。でも、もう今はKunlunに縛られることは何一つない、自由になったんだ」
──Kunlunは中国で最大のショーの一つです。国内で名声を得ることもできたかと思います。
「中国のマーシャルアーツ・ファンのほとんどが、僕のことを知っていると思う。これ以上、有名になりようがない。だからこそ、海外の世界規模で活動するプロモーションで戦いたいと思ってきたんだ。
ONEで戦うことで、中国以外の国のMMAファンに僕のことを知ってもらえる。それが僕の望みだったんだよ」
──過去2年間、契約問題があり試合ができませんでした。その間、どのような気持ちでいましたか。
「契約問題、そしてパンデミックもあったから長い間、試合で戦うことができなかった。そりゃあ少しはストレスを感じていたよ。でも、練習を欠かしたことはない。ファイティング・キャンプではなく、普段の練習になるけどね。
この間、今年の1月に僕自身のジムを開き、チームを作ったんだ。結果、全く時間を無駄にすることがなかった。3月からは一般の人たちも入会しているよ」
──今回のONE初陣では元世界ライト級王者エドゥアルド・フォラヤンと対戦します。
「フォラヤンの試合はずっと見てきたよ。パンチも蹴りもとてもパワーがある強豪だ。このところ、結果を残せていないという意見もあるだろう。でも、僕は彼が如何にタフかを知っているつもりだ。油断することはない。全力で戦うよ」
──この試合はリーポンの実力を測るテストマッチかと思います。ONEライト級戦線で勝ちあがる自信はどれだけありますか。
「正直言えば、数年前までクリスチャン・リーのことを強いと思っていなかった。当時の対戦相手は、大したことがなかったからね。でも、ここ数年の世界戦や王座防衛戦で手強い相手と戦い、勝利を手にし続けてきた。あの戦いぶりを見て、ようやく彼の真の姿が分かるようになった。打撃、グラップリング、レスリングとどの面でも秀でた素晴らしいウェルラウンダーだ。今の僕はクリスチャンと戦うことを目標にしているよ。
それと……シンヤ・アオキ、彼はずっと昔から僕のアイドル、ヒーローだった。ONEでアオキと戦うこと、それは僕の夢の一つなんだ。いつかアオキと戦いたい。実現すれば、これほど光栄なことはないよ。
ONEライト級で戦い抜くことは、決して容易いことではないと分かっている。でも100パーセント準備できているし、自信がある。それでも今回の試合に関してエキサイトし過ぎるということはないよ。
そうならないだけ、経験は積んできた。試合前から興奮し過ぎても良いことはない。とても落ち着いている。そして、試合が始まると、全てを開放する。絶対に良い試合を皆に見てもらうよ」
■視聴方法(予定)
8月13日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App
■ ONE Battle Ground02対戦カード
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ジャン・リーポン(中国)
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
<ストロー級(※61.2キロ)/5分3R>
アレックス・シウバ(ブラジル)
ミャオ・リータオ(中国)
<ヘビー級(※102.01キロ)/5分3R>
トーマス・ナルモ(ノルウェー)
アラン・ンガラニ(香港)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
エコ・ロニ・サプトラ(インドネシア)
リュウ・パンシュアイ(中国)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
オトゴンバートル・ネルグイ(モンゴル)
ラフール・ラジュ(シンガポール)