【UFN92】美人ファイターのモロズが、ジャブでテイラーを制すも会場からブーイング
<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ/8位)
Def.2-1:30-27.29-28.28-29
ダニエル・テイラー(米国)
透明感のある美人ファイター=モロズが、ショートノーティス出場のテイラーと対戦。左ジャブを伸ばすモロズは、明らかに小さなテイラーの前進に右を合わせる。テイラーは右ローを返すが、なかなか踏み込めない。左前蹴りからジャブ、右ストレートとレンジの外付近で振るモロズ、テイラーに非常に大きな振りの右フックを見せるもこれは届かない。
テイラーの右オーバーハンドに左フックを当てたモロズは、左から右というコンビネーション。テイラーが前に出てくると、そこを待ち受けてパンチを入れる。ワンツーで下がったテイラーを追いかけたモロズが左のダブル、テイラーは右の大振りしか見せることはできなかった。
2R、初回同様に左ジャブを伸ばすモロズ。テイラーはローを返すが、リーチの差を埋めることは難しい。この身長差、テイラーはダブルレッグが欲しいが、組み付く素振は全く見られない。モロズは左を打ち下ろすが、続く左に飛び込んだテイラーの右フックをモロに被弾してしまう。
腰が落ちたが、それでもプレッシャーを与えるモロズは引き続き左ジャブで継続的に当てていく。テイラーの右オーバーハンドは空振りとなり、モロズはガードの上から左ハイ。完全なキックボクシングマッチは最終回へ。
ここまでの10分間と同様にモロズが左ジャブでプレッシャーをかけ、テイラーが大振りの右を打っていくという展開が続くなか、モロズは蹴りも増える。右も当てたモロズ、完全にパンチ中心のキックボクシングの様相を呈してきた試合は、モロズの左が2発当たるも、ワンディメンションMMAは最後の3秒でテイラーがテイクダウンに成功し、そのままタイムアップに。
結果はスプリットに割れたが、モロズに軍配が挙がり会場からはブーイングが聞かれた。