【RFC】ショック……Road FCバンタム級王者イ・ユンジュンが脳梗塞でベルト返上、復帰に向け静養へ
【写真】まさかのベルト返上、今は何よりイ・ユンジュンが全快に向かうことを祈るのみだ(C)MMAPLANET
28日(木・現地時間)、連日9月10日(土・現地時間)のROAD FC33のカードが発表され、勢いを感じさせるロードFCから非常に残念な知らせがあった。RFCバンタム級王者イ・ユンジュンがタイトルを返上、その理由が脳梗塞により治療に専念するというショッキングなモノだった。
1カ月ほど前の休息日にイ・ユンジュンは激しい眩暈に襲われ、嘔吐を繰り返した。この状態が収まらず、自宅で倒れてしまった彼をルームメイトが発見し、すぐに病院へ。集中治療室に運ばれたが、今は家に戻り静養している状態だ。
医師の診断の下、脳梗塞と虚血性脳卒中と判明したイン・ユンジュンは「自分の体なのに思うように動かせず、死んでしまうのかと恐怖を感じた。その後意識が戻ってからも脳梗塞だと知り、凄くショックを受けた。もう、戦えないのかと思った」と倒れた時からの日々を振り返る。
イ・ユンジュンは過去にKOやTKO負けはなく、練習においても大きなダメージを脳に受けることはなかったという。彼を診ている医師によれば、脳以外の部位の血管に問題を抱えており、その血管が詰まったことで脳梗塞に繋がったと可能性が高いということだが、原因は究明できていないとのこと。ただし、完治しないわけでなく今後は体を休め改善に向かうために直ちに静養とリハビリが必要となった
キャリア11勝2敗、フェザー級王者チェ・ムギョムとのドリームマッチも制した前バンタム級王者に対し、ロードFCはリハビリ、復帰への道程を全面的にサポートすると発表しており、既に治療に掛かった費用を支払っているという。
「僕は戻って、またチームメイトと練習するようになる。再びロードFCのベルトを巻く。チャンピオンとしてイ・ユンジュンは戻って来る。僕は絶対に諦めない」と韓国MMA界の至宝は語っている。あの華麗かつ、クレバーで殺気を秘めたファイトが再び見られることを心から願ってやまない。