【WSOF-GC03】フライ級王座決定T準決勝へ向け、中村優作 in マニラ 「削って最後に倒すイメージで」
【写真】一発があるだけに、一発狙いになりがちな気持ちを如何に制して、ムーアを倒すことができるか(C)MMAPLANET
30日(土・現地時間)にフィリピンはメトロ・マニラのケソンシティ、スマート・アラネタ・コロシアムで開催されるWSOF-GCで中村優作がWSOF-GC世界フライ級王座決定トーナメント準決勝で豪州のティム・ムーアと対戦する。
2月にローレンス・ギグリオとの激闘を制した中村は、そのギグリオが別の山で戦う4人制王座決定トーナメントに出場。勝てば、先月に発表されたDEEPとの提携により、12月のDEEP CAGE内で王座決定戦が組まれる公算も高い。
ビッグチャンスを手にした中村、フィリピン到着当日の声をお届けしたい。
──フィリピンに到着。マニラの第一印象を教えて下さい。
「マニラは渋滞がえぐいですね。正直、歩いているほうが速いんちゃうかって思いながら車に乗っていました。印象はなんか街がタイっぽいなと(笑)」
──盟友、田中教路選手はフィリピンで2度試合を行っています。何かアドバイスはありましたか。
「田中エフェドリン教路からは何のアドバイスもなかったです(笑)」
──ハハハハ。2月のギグリオ戦から5カ月、フライ級王座決定トーナメント資格を得ました。オファーを貰った時はどのような気持ちでしたか。
「オファーを頂いた時は凄いチャンスが来て嬉しかったですし、このベルトは絶対に取らないといけないと思いました!」
──この間、5月にアルファメール本隊で練習をしてきました。
「今回、サクラメントへ行ったのは初めてアルファメールに練習へ行ってから、ずっとお世話になっていたマイケル・ナカガワ君が5月いっぱいでハワイに戻ることになったので、最後にアルファメールで一緒に練習したかったのが一番の理由だったんです。
でも、やっぱり良い経験になりました。自分自身、打撃も寝技も全体的に成長しているって感じることができました。ただ、課題はやっぱりレスリングですね。アルファメールにはアマチュアでもレスリングが強い選手がたくさんいるので、ほんまに勉強になります。マイケル君には基本中の基本をまた教えてもらって、日本に帰ってからも基本の形の練習をしてきました」
──対戦相手のムーアは試合映像を見る限り、グラップラーのようですが、どのような印象を持っていますか。
「打撃は粗いけど、ケージレスリングと寝技は上手いですね」
──ズバリ狙いは?
「狙いはもちろんKOです!」
──前回のギグリオ戦はタフファイトでした。思った以上にパンチを被弾してしまったと思います。その点の矯正はできましたか。
「気持ちが前に行き過ぎて、試合の途中から自分本来の動きができていなかったですね。パンチを被弾したのも、一発を思いっきり当てて倒してやろうと気持ちが前に行き過ぎたせいなので、冷静に戦えばあまり被弾しないだろうと思っています。多分(笑)。なので今回は一発で仕留めてやろうという気持ちは抑えて、削って削って最後に倒すイメージで試合を進めたいなと思ってます」
──この試合で勝てば、12月のDEEPで決勝が行われる公算が高いです。
「DEEPとWSOF-GCの提携は素晴らしいですよね。WSOF-GCというプロモーションは無名でも、ほんまに強い選手を呼んでくるので日本人選手からしたら凄く良い経験もできるし、DEEPの選手の強さの底上げにもつながるんじゃないかなと思います」
──では、最後にこの試合に賭ける意気込みをお願いします。
「何が何でも勝ちにいきます!!」
■ WSOF-GC対戦カード
<ヘビー級/5分3R>
リチャード・オドムス(米国)
エブゲニ・エローヒン(ロシア)
<フェザー級/5分3R>
マイマイ・ティツオ・ヘチ(中国)
マリオ・シスムンド(フィリピン)
<WSOF-GC フライ級T一回戦/5分3R>
中村優作(日本)
ティム・モーア(豪州)
<女子アトム級/5分3R>
桐生祐子(日本)
ジュジー・ナガオワ(フィリピン)
<WSOF-GCフライ級T一回戦/5分3R>
マルセル・アドゥール(ブラジル)
ローレンス・ギグリオ(米国)
<UGB-MMAフェザー級選手権試合/5分3R>
ニール・ララーニョ(フィリピン)
アマド・ムスタバ(パキスタン)
<女子ストロー級/5分3R>
ナヤラ・エミリー(ブラジル)
ジェニファー・オルシム(フィリピン)
<ライト級/5分3R>
ケルヴィン・オン(マレーシア)
ジェスダン・デラ・ペニャ(フィリピン)
<フライ級/5分3R>
ヤドウィンダ・シンガ(インド)
ウルーミ・カリム(パキスタン)
<女子ストロー級/5分3R>
キャラリン・ロイ(米国)
メイ・ウウイ(シンガポール)