【WEC40】公開計量終了、水垣×トーレス待ったなし
4月5日(日・現地時間)に米国イリノイ州シカゴのUICパビリオンで開催されるWEC40『Torres vs Mizugaki』。日本の水垣偉弥が世界バンタム級王者ミゲール・トーレスに挑戦し、田村彰敏がマニー・タピアと対戦する同大会の公開計量が4日(土・同)に行われた。
【写真】いよいよ対戦が明日に迫った水垣×トーレス。日本人初のWEC世界王者誕生のシーンを目にできるか (C) ZUFFA
1ポンドオーバーが認められない選手権試合、トーレス、水垣ともにリミットいっぱいの135ポンドで計量をパス。田村は対戦相手のタピアと同様135.5ポンドで無事ウェイインを終えている。
また、オープニングマッチでハファエル・ディアスと対戦するマイク・バドニクが4ポンドオーバーだったが、ディアスが対戦を了承し、149ポンドのキャッチウェイトが行われることとなった。
地元イリノイのMMA界を古くから支えてきたジェフ・カーランは、この試合からバンタム級転向を果たし、WECのカリスマ=ユライア・フェイバーの愛弟子ジョセフ・バナビデスと対戦する。この勝者が次期バンタム級チャレンジャーと目されており、かつては対戦相手がいなくて、ライト級で戦ったこともあるカーランが、勝つためにフェザー級からバンタム級に階級を落とすわけだが、ここに北米MMAワールド軽量級発展の証を見る思いだ。
【写真】ロペス登用は、ベラトールFCを意識してのことか? いずれにせよ、メキシコ勢の本格的にMMAワールド参入を予感させるWEC出場となる (C) ZUFFA
さらに当大会ではベン・ヘンことベン・ヘンダーソン、また古くからイリノイのベースとしているブラジル人ファイター=アフェエル・アスンソンらがTVラインナップに名を連ねている。他方、アンダーカードで注目したいのが、ドミニク・クルズと戦うアイヴァン・ロペスだ。ティファナ在住のメキシコ最強のバンタム級ファイターと目されているロペスは、MMAキャリア9勝0敗。ベラトールFCフェザー級トーナメントの準々決勝を勝ち残ったヤヒール・ヘジェスから判定勝ちを収めている。深読みすればズッファがベラトールFCを意識している――、そんなロペス登用とも思われる。
【写真】気合い満点の田村、バンタム級転向でWEC初勝利が大いに期待される (C) ZUFFA
■WEC40計量結果
<WEC世界バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]ミゲール・トーレス:135ポンド(61.2㎏)
[挑戦者]水垣偉弥:135ポンド(61.2㎏)
<バンタム級/5分3R>
ジョセフ・ベナビデス:134ポンド(60.8㎏)
ジェフ・カーラン:135ポンド(61.2㎏)
<ライト級/5分3R>
シェーン・ローラー:156ポンド(70.7㎏)
ベン・ヘンダーソン:156ポンド(70.7㎏)
<フェザー級/5分3R>
ハファエル・アスンソン:145・5ポンド(65.8㎏)
ジャミール・マスー:146ポンド(66.2㎏)
<ライト級/5分3R>
アンソニー・ジョクアーニ:155ポンド(70.3㎏)
バート・パラジェンスキー:156ポンド(70.7㎏)
<バンタム級/5分3R>
ドミニク・クルズ:135ポンド(61.2㎏)
アイヴァン・ロペス:134・5ポンド(60.8㎏)
<フェザー級/5分3R>
ヴァグネイ・ファビアーノ:146ポンド(66.2㎏)
フレジソン・パイシャオン:144ポンド(65.3㎏)
<バンタム級/5分3R>
エディ・ワインランド:135ポンド(61.2㎏)
ハニ・ヤヒーラ:136ポンド(61.7㎏)
<バンタム級/5分3R>
マニー・タピア:135・5ポンド(61.3㎏)
田村彰敏:135・5ポンド(61.3㎏)
<149ポンド契約/5分3R>
マイク・バドニク:149ポンド(67.6㎏)
ハファエル・ディアス:145ポンド(65.8㎏)