【UFN86】美貌のモロズ、スタンチュの足関切り返し、ポジション&パウンドで判定勝利
<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ/9位)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クリスティナ・スタンチュ(ルーマニア)
左ジャブを伸ばす美貌のモロズ、スタンチュが飛び蹴りから前に出てフックを連続で見せる。ケージにモロズを押し込んでヒザを突き上げ、肩パンチも体を入れ替えられたスタンチュが、ギロチンからジャンピングガードへ。さらにペルヴィアンに移行し、三角狙いか。クラッチはできず、前方に落とされると、スタンチュは足関節を仕掛ける。モロズは鉄槌を落とす。スタンチュはクローズドガードも、ボディに鉄槌を連打された。
反則気味の蹴り上げもレフェリーが流し、両者がスタンドに戻る。左足を思い切り後ろにひいて左ハイを繰り出したスタンチュだが、これは丸見え。前に出てきたスタンチュに対し、モロズが組んで小外掛けでテイクダウンに成功する。スタンチュが強引に力で立ちに行くも、モロズはバックマウントを奪取してフェイスロック。ここでタイムアップとなった。
2R、フェイントを多用する両者。スタンチュは左ローを走らせ、構えを変えながら戦う。モロズの右ストレートに、スタンチュが右ハイを合わせようとする。右に回るモロズにスタンチュが右ロー、続いて左ミドルハイを繰り出す。ここでスタンチュが初回の序盤のようにワンツーからフックで前に。モロズが蹴り足をキャッチすると、跳びつきガードを見せたスタンチュはヒザ十字へ。
モロズは足を抜いてバックマウントを狙いつつパンチを顔面に入れる。エルボーを入れたモロズに対し、スタンチュは体を捻って前方に送り立ち上がる。残り10秒、口を開けたスタンチュはこれといった反撃を見せることができず試合は最終回に。
左ジャブを伸ばすモロズ、スタンチュが右前蹴りから右ハイ。さらに左ローを繰り出す。スタンチュの左ミドル、右ローを受けたモロズはフックを被弾しながら、ワンツーを放つ。続いてフックの相打ちから、組みで崩されそうになりながらトップを取ったスタンチュ。モロズはガードを取り、腰を切って腕十字を仕掛ける。モロズの顔に座るように防御していたスタンチュは、足をすくわれバランスが崩れそうになるが、ここで横三角絞めを仕掛ける。
完全に動きが止まった両者、レフェリーはブレイクを命じず、スタンチュがクラッチを解く。モロズの腕十字は続いており、ついにモロズの左腕が伸びかかる。モロズの体を跨いで耐えたスタンチュだが、そのままの態勢で試合終了となりフルマークで敗れた。