【UFN86】初回にダウンを奪ったカミングスがダルビーにフルマークの判定勝ち
<ウェルター級/5分3R>
ザク・カミングス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ニコラス・ダルビー(デンマーク)
ケージ際を移動するオーソのダルビーが右から左と蹴りを見せて移動。スイッチを交えて、蹴りを繰り出すダルビーだが、カミングスの左が顔面を捉える。サウスポーのカミングスは右ジャブから左ロー、右ハイをブロックしてワンツーでダウンを奪う。足を捌いてパスしたカミングスはサイドで抑え、ダルビーがワキを差しに来たところでダースチョークへ。ギロチンに移行するも、ダルビーは頭を抜いて立ち上がる。
ダルビーは左ストレートをヒットさせ、左ハイ。これは届かなかったが、続いて左の掛け蹴りを繰り出す。カミングスも左のパンチを返し、左ロー。左フックでバランスを崩したダルビーが左のロングフックを返す。カミングスは右ジャブを2発入れ、初回を取った。
2R、右ジャブから左フックを狙うカミングスにダルビーが右ミドル。左ハイは惜しくも当たらず、左を被弾しやや動きが鈍る。スイッチしたダルビー、暫くしてオーソに戻す。両者の距離が縮まらないなか、前に出たのはカミングス。しかし、ダルビーの右ハイを受けそうになる。カミングスのハイからのパンチで指が目に入ったとダルビーがアピールし試合は一時中断。すぐに再開し、カミングスの左がダルビーの顔面を捉える。
ダルビーは掛け蹴りや前蹴りを織り交ぜて戦うが、カミングスの前に出る姿勢が目立った打撃の間合いだった。
3R、右ジャブから左ストレートを伸ばしたカミングスがダブルレッグへ。時間が過ぎるのを待つようにケージにダルビーを押し込むカミングスに対し、離れたダルビーの右ハイがカミングスの顔面を掠める。ややダメージがあったか、動きが止まったカミングスに引きつき左右のハイや掛け蹴りを見せるダルビー。持ち直したカミングスに対し、ダルビーは自らの蹴りでリズムを崩しスリップ。カミングスはここでガードの中に入って動かない。と、残り100秒でパスしサイドマウントで抑え込む。
ダルビーはスクランブルから立ち上がり、右ストレートを伸ばす。組みに行ったカミングス、胸が合うがヒザ蹴りを3発顔面に打ち込まれる。残り30秒、ヒザ蹴りを顔面に伸ばすも押し返され、マットに背中をつけたダルビーにカミングスがパンチを落としながら試合終了となった。結果、カミングスはフルマークの判定勝ちを手にした。