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【UFC ABC06】打も組み、一進一退の攻防。ファクレトディノフがダルビーからスプリット判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
リナット・ファクレトディノフ(ロシア)
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
ニコラス・ダルビー(デンマーク)

ダルビーのローに左ジャブを合わせるファクレトディノフ。ダルビーはハイを繰り出し、シングルレッグからクリンチでケージにファクレトディノフを押し込む。ポジションを入れ替えが何度なく見られ、ダルビーが押し込む時間が長い。中央で打撃の間合いに戻ると、ダルビーが蹴りを多用して手数で上回る。

ファクレトディノフは左右のロングフックからダブルレッグ、そしてシングルレッグで足を持ち上げケージにダルビーを押し込む。残り90秒、体を入れ替えたダルビーが小外を仕掛ける。耐えて離れたファクレトディノフが右ストレートで当てると、ダルビーがヒザを崩す。立ち上がったダルビーにパンチの追い打ちからダブルレッグを選択したファクレトディノフは、倒しきれず間合いを取り戻す。ヒジを入れ、飛び込んで二段ヒザを決めたファクレトディノフが初回を取った。

2R、ダルビーがカーフ、右を受けても果敢にパンチを見せ、右ハイを繰り出す。ファクレトディノフは打撃の圧を掛けダブルレッグで大きくスラムから、テイクダウンを決める。ケージを背負って立ち上がったダルビーは胸を合わせ押し込み返す。離れて打撃の間合いという空気を出しながら、ダブルレッグを仕替えたダルビーが、クリンチ後に右、そして左を当てる。勢いが出てきたダルビーは左の蹴りから、近距離でパンチを打ちたいところだが、ここのスタンドで押し込むことを選択する。

離れてテンポよく打撃を繰り出すファクレトディノフが、テイクダウンを決めて片足を束ねる。最後はダルビーが立ちあがったが、直ぐにラウンド終了となった。

3R、パンチから組んだファクレトディノフがバックを取る。小手投げのダルビーだが、これは切られファクレトディノフが逆にテイクダウンを狙い、ケージに押し込み続ける。残り2分で離れたファクレトディノフだったが、すぐに試合はクリンチに。間合いを取り直したダルビーが、左ハイを決める。ここからも打撃戦でなく、クリンチ合戦となると最後の10秒でダルビーがアッパーを入れ、ファクレトディノフは大振りのフックを続け時間となった。

結果、スプリットでファクレトディノフが辛くもダルビーに競り勝った。


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