【Bellator149】エマニュエル・サンチェス、3試合連続のスプリット判定勝利で13勝2敗に
<150ポンド契約/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
Def.2-1:29-27.29-28.28-29
ダニエル・ピネダ(米国)
ピネダの右ローに対し、ショートのワンツーを返すサンチェス。ピネダはダブルレッグからテイクダウンへ。尻餅をついたサンチェスは腰をコントロールされパスの仕掛けと同時に抑え込まれる。立ち上がろうとしたサンチェスのバックを狙ったピネダだが、前方に落とされガードを強いられる。パウンドを被弾しながらスクランブルに持ち込んだピネダ。試合がスタンドに戻ると、首相撲を狙うサンチェスをピネダがダブルレッグでテイクダウン。ハーフガードでトップを取る。
胸を合わせてトップを取ったサンチェスに対し、ピネダは三角からオモプラッタへ。立ち上がったサンチェスがローからガードのなかに入るが、ピネダはスイープでトップを取り返す。このまま初回が終了した。
2R、回転バックヒジ、後ろ回し蹴りと回転系の技を見せるピネダだが、スタミナが切れたか動きが鈍い。左ハイで蹴り飛ばしたサンチェスはピネダのダブルレッグをスプロール。ここでピネダは引き込んでしまう。ガードのなから鉄槌、パンチを落とすサンチェスは起き上がって足を一本抜いていく。ここでスクランブルから立ち上がると、サンチェスが首相撲でピネダを捉えてヒザを着き刺す。
ピネダはここでもボディロックからサンチェスをテイクダウン。三角狙いを防いで、エルボーを入れていく。残り90秒でブレイクが掛かり、試合がスタンドへ戻る。ピネダは手をマットにつけて変則的な蹴りを繰り出すも、この蹴り足をキャッチしたサンチェスがテイクダウンからパス。ピネダは足を戻してヒザ十字、トップの取り合いからスタンドに戻った両者。ピネダはここでダブルレッグを決めてトップのままで2Rをまとめたが、ポイントを取れたかどうかは微妙だ。
3R開始前、ドクターがピネダの右の爪先をチェック。試合は再開されるが、何か問題が生じたか。サンチェスは左ハイ&右ハイ。ピネダはダブルレッグからパス狙いもフリップを合わせたサンチェスががぶってバックへ。ガードを取ったピネダをパスしたサンチェスがサイドで抑え込む。ピネダがガードに戻してくる際に鉄槌を連打したサンチェスが、そのままインサイドガードからパウンドを続ける。
起き上がってきたピネダを抑え、パンチを入れてパスに成功したサンチェスはバックに回り込む。ピネダはヒザ十字をすかされ、ガードでパンチを被弾。立ち上がっても左ハイを蹴られ、厳しい局面へ。サンチェスはスピニングバックフィストを狙い、ピネダはバックを取る。前転からすぐに胸を合わせてトップを取ったサンチェスにピネダがヒールフック。足関狙いからのスクランブルは、サンチェスがバック奪取からマウントへ。
腰を押してヒップエスケープで立ち上がったピネダだが、サンチェスが右ストレートをヒットさせる。ピネダのカポエイラ蹴りは空振りとなり、ガードを強いられる。ピネダは最後の力を振り絞り、もう一度スクランブルに持ち込んだもののサンチェスはトップを取り切ってタイムアップに。やや動きにシャープさを欠いた展開ながら、サンチェスはしっかりとグラップリンングの強さを見せつけ、2-1でピネダを振り切った。これで3試合連続でスプリット判定勝ちと勝負強さを発揮したサンチェスは、戦績を13勝2敗とした。