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【HEAT37】祖根負傷でバンタム級王者・手塚に挑戦、春日井健士「館長の想いに応え、肩書きを手にする」

Takashi Kasugai【写真】手塚への挑戦へ、熱い気持ちを吐露してくれた春日井健士(C)MMAPLANET

13日(土)、3月6日(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されるHEAT37で手塚基伸の持つHEAT総合ルール・バンタム級王座に挑戦する予定だった祖根寿麻が練習中に右ヒザを負傷し、出場不可能に。祖根の代わりにキム・キュソンと戦う予定だった春日井健士が挑戦者となったことが発表された。

祖根が負傷から代役に浮上した春日井だが、もちろん対戦が決定するにはチャンピオン手塚の了承が必要となってくる。手塚と春日井は一昨年の12月に対戦経験があり、春日井が2‐0の判定で勝利している。一階級下、寝技の巧妙さでいえば祖根の上を行く春日井との対戦は手塚にとってリスクの高い勝負となる。

そのため、一度は流れたかと思われたこの対戦が、ここに来て急遽決まった。キム・キュソン戦への調整をしていた春日井にとっても一階級上の王者への挑戦は、生易しいものではない。階級が違っても負ければ、フライ級ファイターとしてのキャリアアップにも影響する。そんな両者にとってリスクの高いタイトル戦。挑戦が決まった春日井の決意のほどを訊いた。

春日井健士
「祖根君が負傷し、自分が挑戦するかもしれないという話を始めて聞いたとき、志村館長の想いを聞き、その期待に応えたいと思いました。だから『館長に全てお任せします』と返答しました。

もちろん、そのためには手塚選手の合意が必要です。合意が得られない状況では韓国人選手との試合に標準を合わせて練習してきました。そして、昨日の夕方に館長から連絡があり手塚選手と戦うことが正式に決まりました。

手塚選手は一度勝っている相手なので、できれば勝ち逃げがしたかったです(笑)。でも、僕もベルトが欲しい。王者という肩書きが欲しいです。バンタム級という従来よりも1階級上の階級で挑戦しますが、バンタム級で戦うのはこれが最後です。これからはフライ級に専念したいです。それは館長にも伝えました。今回の挑戦は館長の想いに応えることと、王者という肩書きを手に入れるために戦います。

勘違いして欲しくないのは、決して手塚選手なら勝てると思って受けたということではないということです。手塚選手は強いです。前回は上手くいきましたが、今回は手塚選手も研究しているだろうし、このところの勢いを見ても簡単にいかない。それは百も承知しています。厳しい試合になると思いますが、熱い試合をして会場を盛り上げたいです。

代役のピンチヒッターですが、ホームランを打ちます!!」

■ HEAT37対戦決定カード

<HEAT総合ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]エンリケ・スギモト(ブラジル)
[挑戦者]坂下裕介(日本)

<HEAT総合ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ネルソン・カルヴァロ(スイス)
[挑戦者]レッツ豪太(日本)

<HEAT総合バンタム級選手権試合/5分5R>
[王者]手塚基伸(日本)
[挑戦者]春日井健士(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
プリンス・アリ(イラン)
キム・ギルジェ(韓国)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R>
楠ジャイロ(ブラジル)
ホ・ジェヒョク(韓国)

<総合フライ級/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
TBA

<キック・ミドル級/3分3R>
田中STRIKE雄基(日本)
廣虎(日本)

<総合85キロ契約/5分3R>
清(日本)
フェリペ・スギモト(ブラジル)

<キック・ライト級/3分3R>
般若HASHIMOTO(日本)
利×希(日本)

<総合バンタム級/5分3R>
竹本啓直(日本)
辻川力也(日本)

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