【UFC FOX18】回転&遠距離でのキック対決でカサレスがフーレンを破る
<フェザー級/5分3R>
アレックス・カサレス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マシオ・フーレン(メキシコ)
まずは左ミドルから左ローを放ったカサレス。飛びこんだフーレンが右ストレートから左ミドルを蹴りこんでいく。左サイドキック&左ロー、そして左フックを見せたフーレンが引き続きローを入れる。右ショートのフーレンから離れたカサレスが二段蹴り。フーレンも負けじと二段蹴りを返す。カサレスは左ハイを届かせ、ワンツーから右ハイ。
序盤から積極的に動く両者だが、クリーンヒットはないまま残り2分に。カサレスのサイドキックで前進を止められたフーレンだが、ミドルを入れる。軸足を変えたカサレスの右回し蹴り、続いで右ミドルが入り、フーレンがケージに押し込まれる。ヒザ蹴りを入れて離れたカサレスに右ストレートを伸ばしたフーレンだが、初回を失ったか。
2R、カサレスの右ローに右ストレートを合わせようとしたフーレンが、近距離で右ミドルを蹴りこむ。続いてスピニングバックキックをボディに入れ、ワンツーをヒットさせる。カサレスの後ろ回し蹴りに後方からボディロックしたフーレンだが、ここは自ら離れる。カサレスは左ストレートを当て、ワンツーから左ハイ。カサレスがプレッシャーを強め、ケージにフーレンを追い込んで左ローから右ハイを放つ。
フーレンも左ローを返し、ワンツーを見せるもカサレスがバックステップでかわす。そのカサレスが左ミドルからパンチ、組んでケージにフーレンを押し込む。フーレンが左ロングから二段蹴り、左ハイをかわされカサレスにケージにドライブされる。離れた直後の右ミドルも届かなかったフーレンは、初回から手数はあるが空振りが多いまま最終ラウンドを迎えることとなった。
3R、ローを蹴りあった両者。フーレンは左サイドキック。キックで突き離しても、その後がないフーレンはカサレスの前進にカウンターを合わせようとするが、すぐに下がるカサレスを捉えることはできない。自らプレッシャーを与えることができずに、遠い距離からの蹴りを続けるフーレンに対し、カサレスは前に出て攻撃を見せる分だけ印象点を稼ぐことができるか。
ラスト2分となり、組みに行ったカサレスが左フックを放って離れる。カサレスも遠い位置から回転系のパンチ&蹴り、サイドキックなどを多用し近距離では首相撲からヒザを見せる。左ストレートを入れ前に出たカサレスにフーレンの左フックが当たるが、直後にパンチを被弾してバランスを崩し、立ち上がったところでラッシュを掛けられる。最後もパンチから右ハイ、そして右サイドキックを見せたカサレスがフルマークで判定勝ちを手にした。