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【ONE37】29日に山田哲也がフォラヤンと、水野竜也はバトラーと対戦。23日は渋谷×ロイ・ドリゲス

ONE38【写真】山田がフォラヤンと、水野はバトラーとタフマッチをKLで戦う (C)MMAPLANET

13日(水・現地時間)にONEより、29日(金・同)にマレーシアの首都クアラルンプールで行われるONE37「Clash of Heroes」に日本から山田哲也と水野竜也の両者が出場することが発表された。

23日(土・同)に中国湖南省の長沙(チャンシャー)のSWCスタジアムでビビアーノ・フェルナンデスにケビン・ベリンゴンが挑戦するONE世界バンタム級選手権試合をメインにONE36「Dynasty of Champions」が開催される。同大会では渋谷莉孔がストロー級タイトルコンテンダーのロイ・ドリゲスとフライ級で対戦することも決まっている。そんな中国大会から僅か6日のKL大会はスタジアム・ネグラで開かれ、メインはフェザー級戦、マレーシア系豪州人のエブ・ティンとフィリピンのエリック・ケリーが戦うことが合わせて明らかとなった。

エブ・ティン×エリック・ケリーをメインに現時点で9試合が組まれているKL大会。2014年の夏にONEと契約したという話が伝わっていた山田が初出場を果たす。かつてはスーパー高校生と呼ばれた山田も25歳、ZSTを主戦場とし、2014年4月にはHEATでケージも経験。その際には現プロ修斗環太平洋王者の松本光史からバックマウントを奪い僅差の判定勝ちを収めている。

山田の対戦相手はフィリピンのエース=エドゥアルド・フォラヤンだ。元散打フィリピン代表でチーム・ラカイ所属のフォラヤンは米国でもMMA修行を積み、レスリングの強化を図ってきた。その結果、皮肉にも以前のような豪快な打撃が陰を潜めてしまう時期もあったが、これが一昨年12月にティモフィ・ナシューヒンに喫したKO負けからの復帰戦・この間にさらにMMAを消化し、かつパワフルな打撃が戻っているとすれば、山田は厳しい戦いを強いられることになるだろう。

昨年はDEEPで2試合を戦った水野が、1年2カ月振りのONE出場。対戦相手はイヴォルブ所属のライトヘビー級ファイター=ジェイク・バトラーだ。テイクダウン&パウンドが主武器のバトラーに対し、水野も正念場のファイトとなる。

今年よりONEでは昨年12月にヤン・ジェンビンが減量中に死亡したことを受けて、新計量レギュレーションを実施することとなっている。試合の7週間からはリミットの106パーセント以内の体重にする──、ポータルサイトを通して体重を定期的に報告しなければならないなどという新システム。基本、現地入りした時には試合体重になっていなければならないという制度がすぐに全面的に実施に至ることは現実的に考えても難しい。

そもそも、1月大会は目安となる7週間を切ってから新制度導入が発表されており、段階的に新計量システムを実施に向かわせるしかない。一説によると以前より1階級上のクラスで戦うという準備期間を置くという話も一部から伝わってきたONEの1月大会。この大会の計量方式が、どのような形で行われているのかONE側の公式見解を待ちたい。

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