＜女子フライ級／5分3R＞
アンドレア・リー（米国）
Def.3R4分58秒by 腕十字
レイチェル・オストビッチ（米国）

父ボブ・オストビッチはボブＯと親しまれたハワイＭＭＡ界のパイオニア世代、実弟もパンクラスに参戦するなどＭＭＡ一家で育ったオストビッチが、計量と同様にワンダーウーマンのコスチュームでケージへ。左ジャブを伸ばすリー、右へ回るオストビッチのワンツーをバックステップでかわす。リーは左フックからダーティボクシング、離れて左ジャブを伸ばす。オストビッチが右フックをヒット、リーは左ジャブで前進を止め右フックを振るっていく。さらに左ボディフックを決めたリーがラウンド前半をリードする。

オストビッチが右ハイを繰り出し、場内がざわめく。さらにスーパーマンパンチを見せる。リーは前に出て左フックを振るい、右ミドルへ。さらに左ハイとリーの優勢が続く。ハイキックに足払いを合わされたオストビッチは、カカト落としをボディに受ける。立ち上がったところに左ストレートを被弾し、連打で崩れたオストビッチのバックに回ったリーは、前方に振り落される前にスタンドに戻りサイドキックを入れる。するどいローを入れるリー、ガードの下がったオストビッチはスピニングバックフィストもボディを効かされ動きが止まる。前蹴りにヒザをついたオストビッチのボディにヒザを連打したリーは、スタンドでバックに飛び乗って一気にRNCへ。タイトに入ったがタイムにオストビッチが救われた。

2R、リーの左フックにスピニングバックフィストを入れたオストビッチ。リーは左ボディフックと引き続き腹を狙う。オストビッチが右フック、リーは左ミドルハイ、ケージにオストビッチを詰めたリーが左ボディから顔面に攻撃をつなげる。オストビッチが後ろ回し蹴りも、ボディを嫌がっているのは明らかだ。腹をかばうオストビッチにリーはローを蹴り込み、左ストレートでダウンを奪う。すぐに立ち上がったオストビッチのバックを制しテイクダウンしたリーはここで脇腹にヒザを入れる。立ち上がったオストビッチが背負いを狙ったが、リーはバックを制したままパンチを入れる。

オストビッチはスタンドに戻るもボディにヒザを受け、テイクダウン狙いも失敗。首相撲を解いたリーは左ハイを蹴り込む。リーはバックを制して左右のパンチを入れる。頭を抱えるオストビッチが、ここも時間に救われる形となった。

最終回、左フックから左ミドルを入れたリー。オストビッチは続くハイキックをキャッチしてテイクダウンと勝負を諦めない。ブリッジでリーがスタンドに戻ると、ハイでカットしたオストビッチが流血に見舞われる。ボディのヒザで完全に動きが止まったかと思われたオストビッチが、シングルから投げのような形でテイクダウンに成功する。しかし、勝負を焦り腕十字を狙ったところでリーがトップを奪い返す。

エルボーを落とすリーがバック回り両足をフック、背中が伸びたオストビッチは腰を上げてエスケープを図る。仰向けになりブリッジで逃げようとしたオストビッチは、最後は腕十字の前に試合終了2秒前にバーバルタップ。

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