【Invicta FC14】マウントから拳と肘を落とし続けたロクサンが、TKO勝ちでホンチャック戦をアピール
<女子フライ級/5分3R>
ロクサン・モダフェリ(米国)
Def.3R4分40秒by TKO
マリアナ・モライス(ブラジル)
19歳のブラジリアンがハッピーウォリアーと対戦。ローから右ストレートを打ち合う両者。モライスの右ローにロクサンは右を合わせる。モライスの左ハイを受けたロクサンは、即組みついてテイクダウンからマウントを奪取する。ケージを蹴らせないよう移動しながらパンチを入れるロクサンは、ハーフに戻されてもエルボーを落とし、潜るモライスを潰していく。ロクサンはエルボーを続けワキを差されてもダースを準備するなど落ち着いて戦う。
再び背中をマットにつけたモライスはエルボーを断続的に受ける。ロクサンはパスを狙うも、左足は抜けない。それでも構わずパンチを落とし続けたロクサンは、最後の20秒でリバーサルを許したもののクローズドガードを取り攻撃は受けず──初回を制した。
2R、モライスは右ローから左ジャブを伸ばす。ロクサンも前に出てワンツー、左フックを2発入れる。たまらず組みにきたモライスのボディにヒザを入れ、ケージに押し込まれてもバックを譲らないロクサンが体を入れ替える。ヒザを突き上げ離れたロクサンはローを蹴られても、踏み込んで右ストレートを放っていく。
右ストレートからのダブルレッグはスプロールされたが、払い腰で豪快にテイクダウンを奪う。そのままニアマウントを取ったロクサンがパンチを顔面に集中させる。フルマウントから左右のパンチを入れるロクサン。上体を起こしてパウンドから左右のエルボー、拳やヒジを貰い続けたモライスが背中を見せてしまう。パウンドを続けるロクサンは、さらにエルボーを連打。モライスのブリッジを潰し殴り続けたロクサンが、レフェリーストップになってもおかしくない猛攻を続けた。
最終回、ケージ際での組み合いのなかでギロチンを仕掛け引きこんだモライス。タイトに入ったように見えたが、ロクサンが頭を引き抜くとトップを奪取。インサイドからパンチを落とすロクサンは、腕十字を警戒して左のエルボーとパンチを落とす。ロクサンは時間が過ぎれば勝利が近づくが、積極的にパンチを落としパスへ。サイドからもヒジを入れるロクサンは足を戻させず、マウントへ。ここでついにモライスは心が折れたが、動きを止めてエルボーとパンチを顔面に受ける。それでも止めないビッグ・ジョン。ロクサンは左右の鉄槌を連打すると、ついにレフェリーが試合をストップしロクサンは両手をあげて笑顔を浮かべた。
「モータルコンバットのコスチュームを作ってくれた友人たちに感謝します。モライスは才能にあふれ、将来が開けています」と息を整えながら語り、ベルトへの挑戦、バーブ・ホンチャック戦をアピールした。