【RIZIN55】トニー・ララミーを相手にフライ級王座初防衛戦、神龍誠「憧れられるような試合をしたい」
【写真】仮想ララミーとなったホセ・トーレスとの息もピッタリ (C)TAKUMI NAKAMURA
11月8日(日)に千葉県船橋市のLaLa arena TOKYO-BAYで開催されるRIZIN55。RIZINフライ級王者の神龍誠がトニー・ララミーの挑戦を受ける。
Text by Takumi Nakamura
今年6月、扇久保博正との因縁の一戦を制してRIZINフライ級のベルトを巻いた神龍。RIZIN初参戦から足かけ約6年、過去に敗れている扇久保へのリベンジを果たしての王座戴冠だったが、神龍自身は守りに入ることなく「むしろガンガンいってやるぜという今までと同じ気持ち。カッコいいチャンピオンになることを追いかけたい」と語る。
初防衛戦の対戦相手はRIZINで3連勝中のララミー。神龍は扇久保戦と同じくホセ・トーレスをスパーリングパートナーとして招聘し、仮想ララミーとして対策を練ってきた。チャンピオンとしてのプライドと自覚を持ちつつ、これまでと変わらずアグレッシブな試合でファンを楽しませる。RIZIN王者として歩み出す神龍の言葉をお届けしたい。
勝ちにこだわって戦えば勝手に面白い試合になる
――RIZINフライ級王者としてトニー・ララミーとの初防衛戦を控える神龍誠選手です。6月に扇久保博正選手に勝利してベルトを巻きましたが、どのような変化がありましたか。
「守りに入るとか、そういう気持ちは全然湧かなくて、むしろガンガンいってやるぜという今までと同じ気持ちというか、カッコいいチャンピオンになることを追っかけているので、これまでと変わらずですね」
――チャンピオンとして強さが伝わる試合や面白い試合を見せたいという気持ちがより強くなってきていますか。
「今までも盛り上げようと思ってやってきましたし、僕は勝ちにこだわって戦えば勝手に面白い試合になるファイターだと思っています。そのうえで今回はメインでもあるので、よりそこの部分は意識しています」
──チャンピオンとしてのプレッシャーや気負いはなさそうですね。
「チャンピオンになる前からずっと負けられないと思ってやっていますし、勝ち負けの部分は変わらずシビアに考えています。だからチャンピオンになりましたが、いい意味で今まで通りですね」
米国は食事に誘われたり、誘惑が一切ゼロになって格闘技に集中できる
──夏に渡米してATTで練習したそうですが、今回の米国合宿はいかがでしたか。
「今回で3回目なのでちょっとずつ慣れてきましたね。今回もトレーナーからしっかりアドバイスをもらいましたし、今回は試合前に行ったわけではなかったので、自分を仕上げる追い込みというよりは、色んなものを吸収する期間として行った感じですね」
──なるほど。試合のために仕上げることよりも、自分の技術の幅を広げることにフォーカスしていたのですね。
「どうしても試合前に米国に行くと仕上げることが中心になってフィジカルが多めのメニューになるんで、新しい動きを入れて復習しても完成度が低いじゃないですか。言ってみれば今まで自分が持っている技をやるという感じになるというか。でも今回は色んなことを見て覚えようという感じで、なるべく色んなクラスにも参加するようにしていました」
──SNSで初日の練習で強烈なバックドロップを食らったと投稿していましたが、実際にどうだったのですか。
「食らいましたね。マジで死ぬかと思いましたね(苦笑)。ちょっと寝違えたぐらいで練習に支障はなかったんですけど、めっちゃムカついたんでそいつにはきっちりやり返しました」
──シンプルに新しい技や戦い方も発見出来ましたか。
「こういう発想があるんだ!と思うことがあったり、自分でも色々と調べたりして『これと似たような技があったな』みたいな発見もあったり、自分の中でも色々とミックスできるなと思いました」
──日本と米国を行き来して練習するスケジューリングも出来てきた形ですか。
「今回は日本でずっと調整していますが、例えば2カ月前に試合が決まったら、最初の1カ月間は米国でファイトキャンプで仕上げて、残り1カ月を日本で練習するのがちょうどいいかなと思いますね。米国は食事に誘われたり、誘惑が一切ゼロになって格闘技に集中できるので」
──今回もホセ・トーレスをスパーリングパートナーとして招聘しているそうですが、神龍選手にとっては信頼できるパートナーですか。
「本当にいいスパーリングパートナーですね。トーレスはララミーっぽい豆タンク型の体型ですし、ファイトスタイルも似ているので」
──細かくコミュニケーションを取りながら練習を一緒に組み立てているのですか。
「はい。トーレスもベテランで色んな技を知っているし、こういう技がいいんじゃない?というアドバイスもくれますね。お互いファイトスタイルを知り尽くしてきている感じになので、お互い翻訳機を使って話しています」
──色々な意味でトーレスとの練習がハマっている感じなのですね。
「どんどんハマってきていると思いますね。前回でだいぶ仲良くなって、今回はさらに仲良くなって。1週間に5回は会っているし、プライベートでもご飯に行って、格闘家・トレーニングパートナーとしてだけでなく、人としてトーレスとも向き合えているのかなと思います」
──先ほど少し話にも出ましたが、対戦相手としてララミーにはどのような印象を持っていますか。
「パワースタイルですよね。レスリングができるストライカーで。だからやっぱりトーレスに似ているかなという印象です」
──そこも含めて、トーレスと練習を重ねていくことで攻略のイメージも出来上がってきていますか。
「基本のところは(トーレスと)似ていると思うので、そこをベースに考えつつ、多少はトーレスと違う部分もあるので、その部分の作戦についてはこういうフェイントがかかるだろうなと考えながらやっています」
RIZINからはいい相手を連れてくるから大丈夫だよと言われているので
――今回は大会ビジュアルのセンターにも掲載されていますが、チャンピオンとして、どのような試合を見せたいですか。
「やっぱフィニッシュしたいですね。僕が憧れるチャンピオンはここぞというところでフィニッシュするし、やっぱり“持ってる”なと思う選手なので、自分もそうやって憧れられるような試合をしたいです」
──神龍選手はチャンピオンやメインイベンターはお客さんを満足させて帰さなないといけないという気持ちは強いですか。
「それは元々持っていますね。チャンピオンだからとか関係なく、いつも見ている人の記憶に残る試合をしたいと思ってやってきたので、元々持っている気持ちがより強くなったのかなと思います」
――イベントスケジュール的にはここできっちり勝って大晦日も狙って行きたいですか。
「怪我次第というのはもちろんありますけど、求められるんだったら出たいです」
――大晦日を経て2027年には、どのような相手と戦っていきたいと思っていますか。
「今回ララミーをやっつけて、大晦日に伊藤(裕樹)とやるかどうか分からないですけど、もしそこで伊藤を倒したらわりかしフライ級の選手は一周してしまう気がするんですよ。そうなった時にライバルがいないと盛り上がらないし、そういう意味でも新規の選手が欲しいかもしれないですね」
──確かに神龍選手は毎年定期的に試合をしていて、トップ選手と試合が続いているので必然的にそうなるわけですね。
「はい。だから年内2試合やったら、来年の俺はどうなるんだろう?というのは正直あります。ただRIZINからはいい相手を連れてくるから大丈夫だよと言われているので、来年は来年で色々と動いていくと思います」
──神龍選手のRIZIN王者としてのストーリーが進んでいくことを楽しみにしています。
「ありがとうございます。是非次の試合も楽しみにしていてください」
■視聴方法(予定)
11月8日(日)
午後1時~ ABEMA、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!
■RIZIN55対戦カード
<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者]神龍誠(日本)
[挑戦者]トニー・ララミー(カナダ)
<バンタム級/5分3R>
井上直樹(日本)
イリスベク・ティレノフ(キルギス)
<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
キム・スーチョル(韓国)
<バンタム級/5分3R>
鹿志村仁之介(日本)
太田忍(日本)
<フェザー級/5分3R>
アバイジャ・カレオ・メヘウラ(米国)
相本宗輝(日本)
<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
千春(日本)
<フェザー級/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
リー・カイウェン(中国)
<ライト級/5分3R>
キム・ギョンピョ(韓国)
ヌルハン・ズマガジー(カザフスタン)
<ライト級/5分3R>
雑賀“ヤン坊”達也(日本)
倉本大悟(日本)
<バンタム級/5分3R>
中島太一(日本)
溝口司(日本)
<フライ級/5分3R>
力也(日本)
木村琉音(日本)
<フライ級/5分3R>
濱田巧(日本)
関原翔(日本)
<フェザー級/5分2R>
松本尚大(日本)
髙橋正親(日本)
<フェザー級/5分3R>
井上舜矢(日本)
マイティ・Saw(ミャンマー)
















