【UFN74】打的オールラウンダー=ホロウェイ×組的ウェルラウンダー=オリヴェイラ
【写真】打のホロウェイ、極のオリヴェイラ。勝機を握るのは得意分野以外の要素か?? (C)MMAPLANET
4月のモントリオール大会以来のカナダでのUFC=UFC Fight Night 74「Holloway vs Oliveira」が、23日(日・現地時間)にサスカチュワン州サスカトゥーンのサスクテル・センターで開催される。
アルバータ州とマニトバ州に挟まれた日本には馴染みの少ないサスカチュワン州の人口20万人の都市で開かれる同大会のメインはマックス・ホロウェイ×シャーウス・オリヴェイラのフェザー級戦だ。
正規王者ジョゼ・アルドと暫定王者コナー・マクレガーの統一戦が12月に組まれているフェザー級にあってホロウェイは現在6連勝中で判定勝ちは僅か1試合、オリヴェイラも4連勝中で3試合で一本勝ちしている。絶好調の両者、ホロウェイは近々の試合でカブ・スワンソンに一本勝ちしており、アルド時代のフェザー級でフランキー・エドガー、チャド・メンデス、リカルド・ラマスらとトップ5を形成していた一角を崩している。
両者細身でリーチが長く、打撃でKO&一本勝ちもできてフィニッシュ率が高い。リザルトだけをみれば共通点は多そうだが、実際はホロウェイは組ませない、寝技にいかないために打撃を使い、オリヴェイラは例え下になろうが、組んでフィニッシュを目指すために打撃を使いこなしているという対照的なファイターだ。
ホロウェイはリーチを生かしてジャブや蹴り技で相手を突き離し、オリヴェイラは長い腕を絡ませて、足で相手の体を制して前から後ろから絞めを狙う。ホロウェイの場合は打撃を効かせたり、嫌がった相手にギロチンというフィニッシュを持っている。対するオリヴェイラは首相撲からヒザ、ヒジという組&打のコンビネーションで相手を削ることができ、離れた距離でのヒザで倒す力を有している。
ストライカー・タイプのウェルラウンダーのホロウェイ、トータルで戦えるグラップラー=オリヴェイラ。フィニッシュ必至の戦いとなるだろう。
■ UFN74対戦カード
<フェザー級/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国/5位)
シャーウス・オリベヴェイラ(ブラジル/7位)
<ウェルター級/5分3R>
ニール・マグニ―(米国/15位)
エリック・シウバ(ブラジル)
<ウェルター級/5分3R>
パトリック・コーテ(カナダ)
ジョシュ・バークマン(米国)
<ライト級/5分3R>
チャド・ラプリーズ(カナダ)
フランシスコ・トリナルド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
オリヴィエ・オバメルシエ(カナダ)
トニー・シムズ(米国)
<女子ストロー級/5分3R>
マリナ・モロズ(ウクライナ/8位)
ヴァラリー・レターノー(カナダ)
<ライト級/5分3R>
サム・スタウト(カナダ)
フランキー・ペレス(米国)
<バンタム級/5分3R>
イーブ・ジャボウィン(カナダ)
フィリッピ・アランテス(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
マルコ・ホジェリオ・リマ(ブラジル)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
<フライ級/5分3R>
クリス・ケレイデス(カナダ)
クリス・ビール(米国)
<ライト級/5分3R>
シェーン・キャンベル(カナダ)
エリアス・シウヴェリオ(ブラジル)
<ライトヘビー級/5分3R>
ミシャ・サークノフ(ラトビア)
ダニエル・ジョリー(米国)