【EBI04】MMAファイターの面目躍如、ソトがジョアオ・ミヤオにエスケープの強さ見せ延長で勝利
<フェザー級T準決勝/10分1R>
ジョー・ソト(米国)
Def.Overtime & Quickest escape
ジョアオ・ミヤオ(ブラジル)
ガードを取ったジョアオに足関節を狙ったソト。ジョアオは足を引き抜いた立ち上がり、序盤からトップゲームへ。直後にダブルガードに持ち込んだジョアオはソトのヒールに立ち上がる。ソトも立つとスッとガードを取ったジョアオに対し、ソトは外ヒールへ。体と同時に足をツイストしてエスケープしたジョアオに拍手が起こる。
足を捌きつつ、足首を取ってインサイヒールを仕掛けたジョアオは隙を見てベリンボロ、立ち上がってアンクルロックを仕掛ける。ソトは足関節に集中し、ジョアオは隙あらばバックを窺うという展開に。ジョアオはパスのプレッシャーを強めるが、ソトはとにかくヒールで返していく。ジョアオのスイープにもヒールで展開を遮断するソト。ジョアオもヒールから上を取る展開が続く。ソトは深くヒールに入るも、ジョアオが足を抜いて立ち上がる。後方回転からアンクル、さらにヒールと攻めに出たソトだが、両者が場外に出て試合は残り2分を残してマット中央に。
インバーデッドガードもスペースが広くバックに入ることができないジョアオはここでもヒールへ。ソトもヒールを仕掛けると、ジョアオはバックを狙う。立ち上がってエスケープしたソトのヒールを防いだジョアオがダブルガードからストレート・アンクルへ、アキレスでソトが抵抗し、ジョアオは3試合連続のオーバータイムに。
オーバータイムはソトのバックで始まり、マットサイドでもつれジョアオのエスケープが成立。続いてジョアオのバックに移行も、ソトはミヤオより短い時間で胸を合わせることに成功した。オーバータイム2R、フィジカルで圧すソトのバックマウントにミヤオは時間を掛けてエスケープを図るしかない。逆に1Rでより早くエスケープを果たしているソトは、それ以上時間を掛ければ勝利が近づき、精神的に楽な展開に。
後攻のミヤオは続いてもバックを選択する。ここは時間を掛けようが一本をじっくり狙うところだが、ソトもディフェンスに徹底すれば良いので簡単にチョークの形に入らせない。ロールを繰り返しエスケープを図るソトが、立ち上がってミヤオを前方に落とした。
オーバータイム3R、ソトはここもバックを選択。ジョアオが立ち上がって、もう一度腹ばいになると仰向けとなりエスケープした。最後もバックから攻めるミヤオ、ソトが立ち上がってもここは背中に着き続ける。腕を舞わせて体を捩じったソトが、前方にミヤオを落としクイックエスト・エスケープでミヤオを下した。