【UFC190】イッサの組み技、アルカンタラの打の圧力と防御力に跳ね返される
<バンタム級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)
Def.3-0:29-27,29-28,29-28
レアンドロ・イッサ(ブラジル)
イヴォルブ所属シンガポール在住のイッサが、アルカンタラと対戦。試合開始直後、パンチで距離を詰めたアルカンタラ。イッサは距離を取ってローを狙う。そのイッサのローをかわして、ボディにヒザを入れたアルカンタラ。イッサは組みついてダブルレッグ狙いへ、アルカンタラは三角クラッチからキムラを狙う。背中をつけたアルカンタラの蹴り上げにもイッサはトップをキープする。イッサはパスからアームロックへ。しっかりとサイドから抑えるイッサを返せないアルカンタラはキムラ&ストレートアームロックのコンビネーション、さらにパンチを受ける。引き続きエルボーやパンチを落としつつ腕狙いのイッサに対し、アルカンタラは立ち上がりながらバック、落とされて三角絞めを仕掛ける。これを防いだイッサはパスからマウントへ。左右のエルボーを落としたイッサが勢いのあるパンチから腕十字を狙う。アルカンタラが察知し防いだところで初回が終わった。
2R、アルカンタラの左ストレートでスリップダウンしたイッサ。アルカンタラはスタンドで待ち受け、左ハイを狙う。イッサはオーバーハンドから距離を詰めようとするがアルカンタラはアッパーで懐に入れさせない。左ミドルを受け、遠い距離からのテイクダウンを潰されたイッサだったが、それでもダブルレッグからシングルでアルカンタラをケージに押し込んでく。アルカンタラのスイッチを潰し、初回と同じようにダブルで抱え上げたイッサ。アルカンタラも1Rと同様に三角クラッチからスクランブルへ持ち込む。
イッサがケージにアルカンタラを押し込むも残り90秒でレフェリーがブレイクを命じる。アルカンタラは左ストレートを入れると、引き込むようにバタフライガードを取ったイッサは潜ってディープハーフからスイープを狙う。ここでスタンドに戻ったアルカンタラが再び左ストレートを放ち、イッサの足がもつれたところで2Rが終了。アルカンタラがラウンドを取り返すだけでなくイッサを追い込んだ。
最終回、アルカンタラは左前蹴り、組んだイッサがシングルから引き込んでディープハーフへ。アルカンタラは跨いでトップを取ると、イッサの頭を押してスタンドへ戻る。アルカンタラの左に右を合わせようとするイッサは、テイクダウン狙いもスプロールされ厳しい局面に。それでも左フックを被せ、右ミドルを見せたイッサにアルカンタラは左の前蹴りを入れる。さらに左ミドルを蹴り込んだアルカンタラは、イッサのシングルを切りヒザ蹴りへ。ここでもシングルに出たイッサに対し、アルカンタラがキムラからサイドを取る。抑え込みのようなキムラに続き、スペースができると左のパウンドを連打するアルカンタラは、案の定パンチを集中するとスタンドへ戻った。
残り1分、流血のイッサは左ストレートを被弾し、続く左ミドルから右ストレート、さらにヒザ蹴りを受ける、跳び蹴りから左を連続で放ったアルカンタラのスピニングバックフィストにイッサがKO負けを避けるためにダブルで組み付いたが、判定で勝ち目はなかった。